鉄道係員への暴力行為、2025年度は全国で590件発生
日本民営鉄道協会、JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州、および札幌市交通局、東京都交通局、横浜市交通局、名古屋市交通局、福岡市交通局など、全国38社局の集計により、2025年度(2025年4月~2026年3月)に発生した駅係員や乗務員といった鉄道係員に対する暴力行為の件数が発表されました。合計件数は590件に上ります。

暴力行為の発生件数は、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う輸送人員の減少により一時的に減少していましたが、近年は輸送人員の回復とともに増加傾向にあり、コロナ禍直前の水準に迫っています。
発生状況の詳細
月別の発生状況
2025年度は、4月から10月までの連続した期間において、いずれの月も前年度を上回る発生件数となりました。
曜日別の発生状況
曜日別に見ると、金曜日、土曜日、日曜日の週末に多く発生する傾向が見られます。

時間帯別の発生状況
時間帯別では、夜間(17時~22時)および深夜(22時~5時)の発生件数が多くなっています。

加害者の飲酒の有無
加害者の飲酒の有無については、「飲酒あり」が45.9%と最も高い割合を占めています。

加害者の年齢層
加害者の年齢層では、60代以上が23.9%と最も多く、次いで50代が19.8%となっています。

発生場所の内訳
発生場所では、改札が36.3%と最も多く、次いでホームが27.6%、車内が20.2%という内訳になっています。

暴力行為防止に向けた取り組み
全国の鉄道事業者では、暴力行為の防止に向けて様々な取り組みを継続して実施しています。具体的には、啓発ポスターの掲出、警察官の巡回や警備員の配置、駅係員への研修、防犯カメラの駅構内・車内への設置などが行われています。また、報道機関などを通じて鉄道係員に対する暴力行為の実態が広く利用者に認知されることも、一定の抑止効果をもたらしていると考えられています。
鉄道業界全体として、暴力行為は絶対に許されない行為であること、そして暴力行為に対して結束して毅然とした態度で対応していくことを強く訴え続けています。
詳細については、以下の関連リンクをご確認ください。

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