2026年 大阪圏の単身者向け「家賃相場上昇駅」ランキングを発表、東成区・住吉区の駅が上位に

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大阪府〈単身者向け物件〉家賃相場が上昇した駅ランキングTOP10

このランキングは、両年ともに募集物件数が200件以上ある大阪府の主要駅を対象とし、募集物件の床面積の増減による影響を排除した「25平米換算基準の家賃相場」で集計されました。これにより、一部の物件供給の偏りに左右されない、各エリアの純粋な賃料単価傾向および上昇度が算出されています。

順位 駅名 所在地(自治体・区) 上昇率(前年比)※1 2025年 25平米換算家賃(円)※2 2026年 25平米換算家賃(円)※2 金額差分(円)※3
1位 緑橋 大阪市東成区 127.4% 62,142 79,145 +17,003
2位 あびこ 大阪市住吉区 121.8% 50,804 61,879 +11,075
3位 玉造 大阪市天王寺区 118.3% 67,690 80,092 +12,402
4位 荒本 東大阪市 117.6% 49,914 58,690 +8,776
5位 鴫野 大阪市城東区 116.6% 60,694 70,774 +10,080
6位 大国町 大阪市浪速区 116.4% 74,263 86,421 +12,158
7位 今宮 大阪市浪速区 116.0% 76,817 89,081 +12,264
8位 今里 大阪市東成区 115.9% 63,920 74,070 +10,150
9位 JR野江 大阪市城東区 115.8% 61,104 70,736 +9,632
10位 摂津市 摂津市 114.7% 62,462 71,636 +9,174

※1 このランキングは「平米換算賃料」の上昇率に基づいて算出されています。
※2 各種数値の不整合を防ぎ、純粋なエリア価値の比較を行うため、募集物件の面積条件を単身者向け物件の標準的な広さ(25平米)に統一した換算家賃を掲載しています。
※3 月額上昇額は、掲載された25平米換算家賃(2026年)と(2025年)の差分を正しく反映するため、本発表に合わせて再計算し、整合性を統一しています。

ピックアップ:上位ランクイン駅の動向

第1位:「緑橋」駅(大阪市東成区)/ 上昇率 127.4%(+17,003円)

今回の調査で1位となったのは、Osaka Metro中央線・今里筋線が交差する「緑橋」駅です。本町などの主要ビジネス街へ直結する高い交通利便性を誇りつつ、周辺は下町の落ち着いた雰囲気を残すエリアです。2025年に開催された大阪・関西万博のインフラ効果や中央線沿線への注目度が上昇し、加えて時間効率を最優先する単身層の需要が一層集中しました。25平米換算基準での月額上昇額は1万7003円となり、前年の6万円台前半から一気に7万9000円台へと家賃相場が急騰しました。

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第2位:「あびこ」駅(大阪市住吉区)/ 上昇率 121.8%(+11,075円)

2位にはOsaka Metro御堂筋線の「あびこ」駅がランクインしました。天王寺やなんば、梅田へ乗り換えなしでダイレクトにアクセスできる御堂筋線沿線は、以前から単身層に根強い人気を誇る居住エリアです。周辺には賑やかな商店街や大学があり、利便性と費用対効果の均衡が再評価されたことで流入が加速し、月額1万1075円の上昇額を記録しました。

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第3位:「玉造」駅(大阪市天王寺区)/ 上昇率 118.3%(+12,402円)

3位にはJR大阪環状線とOsaka Metro長堀鶴見緑地線が利用可能な「玉造」駅がランクインしました。天王寺区の優れた住環境と、心斎橋や京橋、さらに大阪市内各所への交通利便性が魅力のエリアです。単身世帯の需要集中により、25平米換算の相場は前年の6万7000円台から一気に8万円を突破しました。都心近接の利便性を求める層からの強い支持を裏付けています。

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市場分析:2026年「シングル家賃」3つのキーワードから見るトレンド

今回のランキング結果を精査すると、現在の大阪の単身世帯におけるお部屋探しの明確なトレンド、および市場構造の変化が確認できます。

キーワード①:「中央区周辺(東成区・城東区)の価値再発見」

1位の「緑橋」駅をはじめ、5位の「鴫野」駅、8位の「今里」駅、9位の「JR野江」駅と、城東・東成エリアがTOP10の4駅を占めました。家賃高騰が目立つ中央区や北区といった中心核を避けつつ、自転車や数分の乗車で都心へアプローチできる周辺区へと、賢く予算と時間効率を両立させたい単身層の選択肢が移行していることがうかがえます。

キーワード②:「御堂筋線・環状線沿線ブランドの圧倒的な強さ」

2位の「あびこ」駅や6位の「大国町」駅に代表される御堂筋線沿線、3位の「玉造」駅をはじめとする大阪環状線沿線は、抜群の交通インフラ効果から強い需要を維持し続けています。特に大国町駅や今宮駅などの難波近接エリアは、25平米換算基準で8万円台後半に達するなど、ミナミ周辺の市場高騰の影響を色濃く受けている状況です。

キーワード③:「主要エリアでの家賃6万円〜8万円台の新基準化」

今回のランキング結果では、4位の「荒本」駅(58,690円)を除くすべての駅で、25平米の標準換算家賃が6万円〜8万円台を超える結果となりました。特に1位の「緑橋」や3位の「玉造」、6位の「大国町」、7位の「今宮」では7万円台後半から8万円台後半が基準となっており、利便性を最優先にする場合は予算設定の引き上げが必要な目安になりつつあります。

まとめ

本調査の結果、大阪圏の単身者向け物件における家賃相場は、主要路線の利便性や都心回帰、さらにはインフラ開発の影響を受け、非常に速いスピードで変化している実態が明らかになりました。家賃相場の上昇は入居者にとって負担となる一方で、その街が持つ交通利便性、生活環境、「時間効率(タイムパフォーマンス)」といった潜在的な価値が、多くの単身者層から高く評価・支持されている背景を裏付けています。

今後、お部屋探しや転居・移転を計画する際は、こうした最新の市場動向や路線ごとの家賃相場を把握した上で、視野を広げて希望エリアを検討することが、納得のいく住まい選びを実現するための有効な方法になります。

調査概要

  • 調査対象エリア:大阪府

  • 対象物件:賃貸仲介物件検索ウェブサイト「いい部屋ネット」に掲載された、対象駅から徒歩20分以内の物件

  • 集計単位:駅・間取り区分(単身者:1R〜1LDK)

  • 集計期間

    • 2025年:2025/01/01 – 2025/03/31

    • 2026年:2026/01/01 – 2026/03/31

  • ランキング条件:2025年・2026年ともに募集物件数が200件以上の駅を対象とし、平米換算賃料の上昇率に基づき算出

本件数値等の引用に関するお願い

本情報および表などの数値を使用される際には、出所として「大東建託パートナーズ株式会社(いい部屋ネット 募集データ調べ)」など、調査元を明記の上、以下のリンク設定をお願いいたします。

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