臨時列車の直通運転で新たな移動体験を
JR東日本新秋津駅と西武鉄道所沢駅の間には、現在、車両の搬入出にのみ使用されている連絡線があります。今回の合意により、この連絡線を新たなネットワークとして活用し、臨時列車の直通運転を実施する予定です。これにより、新秋津駅と所沢駅を両社線の入口とし、沿線の魅力的な観光地やイベントを目的地として結びます。
直通運転の運行開始時期は2028年度を予定しており、JR線沿線(小田原・湘南エリア、房総エリア、新幹線接続、東京ディズニーリゾート®など)と西武線沿線(秩父エリア、ベルーナドームなど)を結ぶ運行プランが検討されています。西武線の所沢駅以遠から熱海駅、勝浦駅、舞浜駅などへ乗り換えなしで移動できるようになり、移動時間そのものを楽しんでいただけるサービスが実現するでしょう。

直通運転に使用する車両は、西武鉄道10000系「ニューレッドアロー」をリニューアルした新宿線観光特急に、JR東日本線への乗り入れに必要な改造を施したうえで導入される予定です。この臨時列車では、一般席に加え、半個室やソファ席を備えた特別感のある客室空間が創出され、ゆったりとくつろぎながら移動できるサービスが提供されます。


参考資料として、以下の情報が公開されています。
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JR東日本と株式会社西武ホールディングスの包括的連携について【2020年12月23日発表】:https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201223_ho01_1.pdf
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10000系「ニューレッドアロー」が新宿線の新たな「観光特急」へ生まれ変わります【2026年4月21日発表】:https://www.seiburailway.jp/file.jsp?newsroom/news/file/20260421_10000renewal.pdf
新秋津駅-秋津駅間の乗換改善で利便性と安全性を向上
現在、JR新秋津駅と西武秋津駅の間は約400m離れており(両改札間の距離)、ホームからの移動距離を含めると総移動距離は約600m、時間にして8分程度を要しています。また、朝・夕の通勤・通学時間帯には、歩車分離されていない道路を多くのお客さまが行き交う状態となっており、長年にわたる課題でした。
この課題に対し、両社は乗換における利便性・安全性の向上、雨などに濡れない全天候型のバリアフリールート整備を目的として、両社の所有地を活用し、新秋津駅と秋津駅を結ぶ乗換通路の整備を進めることに合意しました。2030年代前半の供用開始を目指し、今後関係者を交えて検討が進められます。

乗換改善によるお客さまの利便性向上だけでなく、両駅関連エリアの魅力発掘による地域活性化にも、両社で取り組んでいく方針です。
この連携により、鉄道利用者の利便性が大きく向上し、沿線地域のさらなる活性化に貢献することが期待されます。

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