暴力行為の発生状況
2025年度の暴力行為の発生件数は、全国38社局で合計590件となりました。この件数は、新型コロナウイルスの流行による輸送人員の減少に伴い一時的に減少していましたが、近年の輸送人員の回復とともに増加傾向にあり、コロナ禍直前の水準に迫っています。

月別発生件数
2025年度の特徴として、月別では4月から10月までの連続した期間において、いずれの月も前年度の発生件数を上回りました。

曜日別発生件数
曜日別に見ると、金曜日、土曜日、日曜日の週末に多く発生しています。

時間帯別発生件数
時間帯別では、夜間(17時~22時)および深夜(22時~5時)の発生件数が多くなっています。

暴力行為の分析
加害者の飲酒の有無
2025年度の暴力行為のうち、45.9%にあたる271件が加害者が飲酒している状態で発生しています。


加害者年齢
加害者の年齢層では、60代以上が23.9%(141件)と最も多く、次いで50代が19.8%(117件)となっています。


発生場所
発生場所では、改札が36.3%(214件)と最も多く、次いでホームが27.6%(163件)、車内が20.2%(119件)となっています。


暴力行為防止に向けた取り組み
全国各地の鉄道事業者では、暴力行為の防止に向けて様々な取り組みを継続して実施しています。具体的には、啓発ポスターの掲出、警察官による巡回、警備員の配置、駅係員への研修、防犯カメラの駅構内や車内への設置などが行われています。また、報道機関などを通じて鉄道係員に対する暴力行為の実態が広く利用者に認知されていることも、一定の抑止効果をもたらしていると考えられます。
鉄道業界全体として、暴力行為は決して許されない行為であること、そして暴力行為に対しては結束して毅然とした態度で対応していくことを強く訴えています。
関連情報
- JR東日本公式サイト: https://www.jreast.co.jp/

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