引退間近の西鉄貝塚線600形、往年のツートンカラーに復刻塗装し運行開始

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引退間近の西鉄貝塚線600形、往年のツートンカラーに復刻塗装し運行開始

西日本鉄道株式会社は、貝塚線で運行されている600形車両の1編成(608号車、659号車)を、大牟田線(現在の天神大牟田線)運行開始当時のマルーン&ベージュのツートンカラーに復刻塗装し、2026年6月25日より運行を開始すると発表しました。

ツートンカラーに復刻された西鉄600形

復刻塗装の概要と背景

この復刻塗装は、2025年度下期から順次引退が予定されている600形車両の最後の雄姿として実施されます。600形は1962年に運行を開始し、現在運用中の車両としては最も古いものです。過去には、鉄道ファンから寄せられた多くの要望に応え、昨年「西鉄電車アイスグリーン50周年企画」としてアイスグリーンカラーへの復刻塗装も行われ、大きな反響を呼びました。今回のツートンカラー復刻も、そうした声に応えるものです。

復刻塗装された車両の運行期間は、2026年6月25日(木)から2028年3月までを予定しています。車両は西鉄600形(608号車、659号車)の2両編成で、1両あたりの定員は139名です。車両運用の都合により、運行期間が前後する可能性もあります。

新宮行きのツートンカラーとオキサイドイエローの西鉄600形

西鉄600形の歴史

西鉄600形は、その長い歴史の中で様々な姿を見せてきました。

1951年:600形(初代)の製造

急行列車の輸送力強化と居住性向上のため、初代600形が製造されました。西鉄初の3両固定編成で、18m級2扉、吊り上がったような2窓が特徴でした。当初は固定クロスシートが配置されましたが、輸送力改善のためロングシートに改装されました。

西鉄600形(初代)のモノクロ写真

1962年:600形(2代目)の誕生

都市圏の通勤輸送の混雑に対応するため、特急から普通まで運用可能な汎用電車として2代目600形が開発されました。基本編成は2両(一部3両)固定で、状況に応じて4~7両編成が設定可能でした。1980年までは、マルーン&ベージュのツートンカラーで運行されていました。

1978年:車体改良とアイスグリーンカラーへの変更

車体の改良工事により、自動式方向幕が設置され、前照灯の位置も車両上部から窓下部に変更されました。カラーリングも、アイスグリーンの車体にボンレッドの帯を配したものに変わりました。このアイスグリーンカラーは、2025年7月より復刻塗装車両が運行中です。

アイスグリーンカラーの西鉄600形

1990年:貝塚線への転籍とオキサイドイエローカラーへの変更

宮地岳線(現在の貝塚線)に順次転籍するにあたり、塗色もアイスグリーンからオキサイドイエローの現行カラーへと変更されました。

オキサイドイエローの現行カラーの西鉄600形

まとめ

引退を控える西鉄貝塚線600形が、運行開始当時のツートンカラーに復刻され、再びその姿を見せることになります。鉄道ファンにとっては、往年の姿を懐かしむとともに、引退前の貴重な機会となるでしょう。

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