ゼンリン、「生活道路」法定速度引き下げの法改正に対応しネットワークデータを更新

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法改正の背景とゼンリンの対応

今回の法改正は、生活道路における交通事故被害、特に歩行者の安全性を高めることを目的としています。中央線や車両通行帯、中央帯などが設けられていない道路を自動車が走行する際の法定速度が、大幅に引き下げられることになります。対象となる道路は、全国の国道や都道府県道、市町村道の約7割を占めるとされています。

(出典:政府広報オンライン

ゼンリンは、最高速度などの交通規制、道路幅員、レーンといった情報を網羅的に管理するネットワークデータ「Mobility based Network」を保有しています。今回、法定速度引き下げの対象となる道路の速度規制情報のデータ整備を行い、法改正当日からのデータ利用が可能な体制を構築しました。これにより、自動車、物流、都市交通分野へ正確なデータが安定的に提供されます。

ゼンリンの道路ネットワークデータ「Mobility based Network」

「Mobility based Network」は、ゼンリンが提供する、網羅性と精度に優れたネットワークデータです。自動車道路から公共交通(電車・バス・フェリー)、さらには駅構内や地下街などの歩行者専用通路まで、移動に関わる日本全国の多様な通路と、それらを接続する交通結節点の情報を組み合わせて管理しています。このデータは、さまざまな次世代モビリティを支える基盤として、新たな価値を提供しています。

都市の道路網を示すデータマップ

「速度規制情報」の活用イメージ

今回提供される「速度規制情報」は、モビリティ社会の安全性と生産性を維持するための高付加価値インフラとして、以下の分野での活用が期待されています。

  1. 自動運転・ADAS領域における安全性向上
    法改正に対応した速度規制情報を自動運転やADAS(先進運転支援システム)に反映することで、法定速度超過や標識の誤認識を防ぎ、安全で快適な走行を実現します。

  2. 物流・MaaS領域の効率化
    目的地へ迅速に到着する走行ルートの作成や、正確な到着予想時間の算出において、速度規制情報は非常に重要です。正確で効率的な運行計画の実現に加え、ドライバーの法定速度超過の防止、交通事故リスクの低減に貢献します。

  3. テレマティクス保険の走行評価
    テレマティクス保険(運転データを基にした自動車保険)やフリート管理(社有車の安全かつ効率的な運用)などにおける走行評価において、公正な走行速度判定を実現できます。

  4. 都市計画分野での活用
    速度規制情報を使用した交通シミュレーションなどによる、都市計画分野での活用も推進されます。

このアップデートは、各種ゼンリン製サービスや国内主要カーナビゲーション用地図データへも順次反映される予定です。

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