【鉄道ゲーム】選んだ車両によって刻み段数や手応えが自動的に変化する鉄道運転ゲーム用コントローラを東京ゲームショウ2026に初出展!

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開発の背景

トラムワークスは、函館の路面電車運転ゲーム「TRAMCITY HAKODATE」の開発・販売を行っています。ユーザーの体験価値を向上させるアイテムとして運転用コントローラの開発を進める中で、ゲーム内で再現する函館の路面電車が車両形式ごとにハンドルの刻み段数や手応えが異なるため、これらの切り替えに対応する必要がありました。また、今後函館以外の車両形式にも対応できるよう、モードの拡張性も考慮し、ハンドルの刻み段数や手応えをソフトウェアから自在に変えられるモーター制御方式が採用されました。

このコントローラは、今冬開始予定のクラウドファンディングで製造資金を調達し、支援者へのリターンとして提供される予定です。

「トラムコントローラ」の主な特徴

1. 段数もブレーキ方式も、ソフトウェアで切り替わる

「トラムコントローラ」は、ハンドルの軸に取り付けたモーターがノッチの刻みそのものを生成します。これにより、段数も刻む位置もソフトウェアから自由に定義(モードチェンジ)できます。東京ゲームショウでは、このコントローラで「TRAMCITY HAKODATE」を試遊でき、ゲーム内で運転できる函館市電の8000形と3000形では、マスコン段数やブレーキ方式が以下のように異なります。

函館市電 8000形 函館市電 3000形
[左手] マスコン (アクセル) 切 〜 力行7段 + 電制7段 (ゲームでの電制は今後対応予定) 切 〜 力行4段
[右手] ブレーキ 直通空気式ブレーキ 電気指令式ブレーキ 切 〜 7段 + 非常

このように、車両形式によってマスコン段数が異なり、ブレーキに至っては方式そのものが異なります。機械的な機構でハンドルの感触をつくる場合、形式ごとに専用の部品や切替機構が必要となりますが、「トラムコントローラ」は1台でこれらの違いに対応します。

函館市電 8000形と3000形のマスコンモード

函館市電 8000形と3000形のブレーキモード

2. ゲーム内の車両のブレーキ圧力がハンドルにフィードバックされる

直通空気式ブレーキ(8000形)のハンドルには、弛(ゆる)め・保ち・込めという3つの位置があり、実車ではこの境界を越える際に手応えが生まれ、その重さはブレーキシリンダの空気圧力によって変化します。「トラムコントローラ」は、この境界の手応えをモーターで再現し、ゲームでプレイヤーが運転している車両のブレーキシリンダの空気圧力が手元のハンドルに反映されるフォースフィードバック制御を実現します。電気指令式ブレーキ(3000形)では、同じモーターが段ごとにカチカチと刻むノッチ感を生成します。カムやバネを使わないため、繰り返し操作による消耗部品が少なく、経年での調整も不要です。

実際の動作の様子は、公式YouTubeチャンネルで確認できます。
https://www.youtube.com/shorts/5XQ0X7n2rD8

3. 実車と同じドアスイッチを採用

ドアスイッチには、実際の車両に搭載されている部品が採用されています。これは、コントローラの製造にあたりドアスイッチメーカーから新品が供給されることになったものです。本物のドアスイッチならではのクリック感と剛性により、運転体験がよりリアルなものになります。

4. メーターユニットにアナログ針を採用

都市圏の通勤電車では運転台の計器類が液晶パネル化されていますが、路面電車ではアナログ計器が主流です。そこで、「トラムコントローラ」でもアナログ計器を採用し、実際の針が動作するメーターユニットが制作されました。左側が速度計、右側がブレーキシリンダ・タンク圧力計です。上部には扉が閉まったことや降車ボタンが押されたことを示すLEDが搭載されています。なお、製品販売時にはメーターユニットはオプションとなる予定です。

アナログ針を採用したメーターユニット

制作支援プログラムと展示実績

「トラムコントローラ」は、制作支援プログラム「FFF Tokyo」の支援を受けて開発されました。2026年3月には同支援プログラムの発表会「DEMO DAY」で試作段階のコントローラが展示されたほか、「NT函館mini2026」や函館の異業種交流会「HAM」などでも展示実績があります。

函館市電運転ゲームの試遊展示

東京ゲームショウ2026で体験できます

「トラムコントローラ」は、東京ゲームショウ2026で実機による運転体験が可能です。直通空気式と電気指令式を切り替えて比較できる試遊が予定されています。

東京ゲームショウ2026のキービジュアル

会期 2026年9月17日(木)〜21日(月・祝)
会場 幕張メッセ ホール9
ブース インディーゲームコーナー 09-E14
内容 実機での運転体験。直通空気式と電気指令式を切り替えて比較できます。

今冬にはクラウドファンディングが予定されており、価格・仕様・実施媒体は決まり次第発表されます。先行情報はメールマガジンで案内されます。

製品概要(試作段階)

製品名 トラムコントローラ(仮称)
構成 マスコンユニット/メインユニット/ブレーキユニット/メーターユニット
寸法 各ユニットを配置した状態で、幅 650 mm、奥行き 200 mm 程度
素材 金属(ダイカスト、削り出しなど)、樹脂、木材を部位に応じて使い分け
特長 ノッチ段数・ブレーキ方式のソフトウェア切替、フォースフィードバック機構、実車用ドアスイッチの採用、メーターユニットでアナログ針を再現
接続 USB Type-C GamePad HIDとして認識 汎用コントローラとして使えるようにCDC(UART)通信にも対応予定
対応ソフト TRAMCITY HAKODATE(今後拡充予定)
販売方法 クラウドファンディングのリターンを予定(今冬開始予定)

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