アメリカの「いま」に迫る専門誌「運輸と経済」2026年7月号が発売

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特集「米国の交通のいま―建国250周年を迎えて―」

2026年は、1776年7月4日のアメリカ独立宣言採択から250年の節目を迎えます。「運輸と経済」では、この重要な年に12年ぶりとなる米国特集を編成しました。

本特集では、「絶望死」「分断」「移民」といったアメリカ社会を形容するキーワードに焦点を当て、二大政党の公共事業、マクロ経済、自動運転タクシーに代表される最先端モビリティ、航空、内陸水運など、多岐にわたる交通事情について考察や議論が展開されています。これらの議論を通じて、アメリカ社会や交通の変遷への理解を深め、日本の交通にとっての示唆を考えるきっかけとなる一冊です。

特集は、巻頭カラーページ、担当編集委員による巻頭言、有識者による特別インタビューと鼎談、6本の論稿、2本のコラムで構成されています。

注目の論考とインタビュー

上智大学の前嶋先生を招いた特別インタビューでは、「キャンセルカルチャー」が象徴する社会変化や政権交代が、交通を含む公共事業に与える影響について掘り下げています。アメリカが「未曾有の分断」と「未曾有の拮抗」状態にある中で行われる大統領選や、トランプ政権の移民政策、民主党・共和党両党と交通事業の関係性などが語られています。

在サンフランシスコ総領事館の横山氏による論稿では、新モビリティへの投資が進むアメリカ西海岸の交通事情の全体像を把握し、日本の都市交通や公共交通政策において留意すべき点が検討されています。自動運転タクシーの事故や事象、「空飛ぶクルマ」の現実性などが紹介・考察されており、これは「運輸と経済2026年6月号(特集:クルマの未来)」の内容とも関連しています。

巻頭口絵には、アメリカ大統領選挙における州ごとの投票傾向を示した地図や、本編に関連するカラー写真が掲載されています。

運輸と経済 2026年7月号 特集目次

特集の主な目次は以下の通りです。

  • 巻頭言「アメリカは偉大だよ!」加藤 一誠(慶應義塾大学教授)

  • 特別インタビュー「建国250周年のアメリカ 二大政党の政策と公共投資」前嶋 和弘(上智大学教授)、加藤 一誠(慶應義塾大学教授)

  • 鼎談「米国経済と交通の現状」地主 敏樹(関西大学教授)、塙 武郎(専修大学教授)、加藤 一誠(慶應義塾大学教授)

  • 論稿

    • 「西海岸のテック交通事情―シリコンバレーのモビリティ投資と公共交通の将来―」横山 一史(在サンフランシスコ総領事館)

    • 「論争止まないアメリカの通勤事情 ~ニューヨーク都市圏を中心に~」冷泉 彰彦(作家・ジャーナリスト)

    • 「『インフラ投資・雇用法』の意義 ―アムトラックに焦点を当てて―」宗像 俊輔(東京交通短期大学運輸科准教授)

  • コラム「交通革命が生んだ移民国家の黄昏:建国250年に問う「移動の自由」の現在地」下斗米秀之(明治大学准教授)

  • 論稿

    • 「米国の航空事情と我が国への示唆」広谷 洋一/本多 史裕(大和エアボーン)

    • 「旅行大国・米国で広がる訪日旅行の現在地」松本 将(日本政府観光局(JNTO))

  • コラム「アメリカを支えた内陸水運の歴史」伊澤 正興(近畿大学准教授)

  • 論稿「アメリカ発 交通のイノベーション~新たな移動価値が生まれる、その挑戦と現在地~」牧村 和彦(計量計画研究所・CoIU教授)

多彩な連載コーナーも充実

本誌後半では、鉄道の歴史、海外事例、文学、経済など、多ジャンルにわたる連載コーナーも掲載されています。読者は興味のあるテーマから読み進めることができます。

経済ジャーナリストの大坂氏による「観光列車ビジネスの全貌」(第4回)では、1997年のデビュー以来、高い人気を誇るJR西日本の「新幹線500系」を取り上げ、「500 TYPE EVA」やハローキティ新幹線を紹介しています。

鉄道研究家の岩成氏の「鉄道がつくった街・人・文化」(第28回)では、料理の味付けだけでなく、鉄道にも関東と関西で違いがあるのかというテーマで執筆されています。乗務員や案内放送の特徴など、関東目線で見た関西の電車の面白さが、少し前の時代を含めて語られています。

運輸と経済 2026年7月号 連載目次

連載の主な目次は以下の通りです。

  • 観光列車ビジネスの全貌「エヴァンゲリオン、ハローキティ……新幹線500系キャラクター列車の軌跡」大坂 直樹(経済ジャーナリスト)

  • 欧州鉄道よもやま話「ドイツの首都ベルリンの鉄道網(その2)」橋爪 智之(欧州鉄道フォトライター)

  • 鉄道がつくった街・人・文化「鉄道の関東流・関西流」岩成 政和(鉄道研究家)

  • キーワードで紐解く交通事業者の財務戦略「企業価値向上に向けたプライシング戦略(鉄道編)」姫野 良太(JPモルガン証券)

  • 交通経済学入門の入門「初乗り運賃の不思議」竹内 健蔵(東京女子大学教授)

  • 研究室紹介「空の紛争解決―国家の紛争から機内のトラブルまで―」古畑 真美(武庫川女子大学講師)

  • 交通経済研究所「資料室便り」

  • 日本交通学会[関西部会5月例会 報告概要]

    • 「近鉄における旅客列車を使った貨物輸送の取り組み」堀 信一朗(近畿日本鉄道)

    • 「渡船の現状と維持策の考察」福田 晴仁(桃山学院大学教授)

  • はちやの本棚―乗りものは読みもの―「黒い白鳥」蜂谷 あす美(旅の文筆家)

「運輸と経済」の購入方法

「運輸と経済」2026年7月号は、以下の方法でご購入いただけます。

  • 一般財団法人 交通経済研究所のウェブサイト:https://trec.itej.or.jp/kounyu

  • Amazon(各号発売日以降に購入ページが開設されます)

  • 書泉グランデ(神保町駅)、書泉ブックタワー(秋葉原駅)(最新号の取り扱いがありますが、在庫には限りがあります)。最寄りの書店にお問い合わせいただくことで、取り寄せが可能な場合もあります。

本号の詳細情報やご購入はこちらから:https://trec.itej.or.jp/unkei/202607

「運輸と経済」について

「運輸と経済」は、月刊の交通経済・経営の専門誌です。1947年の創刊以来、交通全般にわたる調査・研究の発表の場として、交通研究の発展に寄与してきました。学究と実務の双方が相互に理解を深め、刺激しあいながら発展していくための一助となることを目指し、研究者だけでなく、事業者や行政担当者など幅広い分野の方々が執筆・登場しています。

  • 書名:「運輸と経済」

  • 発行:一般財団法人 交通経済研究所

  • 発行日:毎月一日

  • 仕様:B5判/約110頁

  • 定価:1,100円(税抜価格1,000円)

公式Xアカウントはこちら:https://x.com/ITEJ_unyukeizai

一般財団法人 交通経済研究所について

一般財団法人 交通経済研究所は、東京都新宿区に所在地を置き、調査・研究事業、情報サービス事業、日本交通学会事務局の運営を行っています。

  • 所在地:東京都新宿区信濃町34番地

  • 事業内容:調査・研究事業、情報サービス事業、日本交通学会事務局

  • ウェブサイト:https://www.itej.or.jp/

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