東京メトロとSMFLグループがバーチャルPPA契約を締結
東京地下鉄株式会社(以下、東京メトロ)と三井住友ファイナンス&リース株式会社(以下、SMFL)の戦略子会社であるSMFLみらいパートナーズ株式会社は、太陽光発電所を活用したバーチャルPPA契約を締結したことを発表しました。
この契約に基づき、SMFLみらいパートナーズが100%出資する特別目的会社(SPC)が運営する既存の太陽光発電所から、年間約6,000万kWhに相当する環境価値が非FIT非化石証書として東京メトロへ提供されます。この環境価値は年間約2.5万tのCO₂削減に相当し、東京メトロにおけるCO₂排出量の約7.5%にあたります。
バーチャルPPAの仕組みと太陽光発電所の概要
バーチャルPPAは、オフサイト型コーポレートPPAの一種で、再生可能エネルギー発電所由来の電力および環境価値のうち、環境価値のみを長期間にわたって取得する契約形態です。本契約では、太陽光発電所の発電量に応じた環境価値が、SMFLみらいパートナーズが出資するSPCから東京メトロへ直接調達される仕組みです。
契約のスキーム図は以下の通りです。

この太陽光発電所の概要は以下の通りです。
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電源種: 太陽光
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想定発電電力量: 約6,000万kWh/年
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出資者: SMFLみらいパートナーズ100%
両社の脱炭素への取り組み
東京メトロは、長期環境目標「メトロCO₂ゼロ チャレンジ 2050」を掲げ、2050年度にグループ全体のCO₂排出量を実質ゼロにすることを目指しています。この目標達成のため、再生可能エネルギーの活用をはじめ、エネルギー効率に優れた車両や環境負荷の少ない設備の導入など、多様な手段を用いて「脱炭素・循環型社会」の実現に貢献していく方針です。
SMFLグループは、再生可能エネルギーや省エネ機器の設備投資に関するファイナンスサービス、CO₂フリー電力の供給、脱炭素に関する補助金支援サービスなど、幅広い事業を展開しています。エネルギーを多量に消費する顧客企業の脱炭素経営を支援するため、今後もワンストップで多様なソリューションを提供し、持続可能な社会の実現を目指しています。
用語解説
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PPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)
電力需要家が発電事業者から直接再生可能エネルギーを購入する契約形態のことです。 -
環境価値
再生可能エネルギーの発電などによって生じる「CO₂が排出されない」という付加価値のことです。 -
非FIT非化石証書
FIT制度(固定価格買取制度)の適用を受けていない発電設備を有する再生可能エネルギー発電所の環境価値を証書化したものです。

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