築128年の駅舎がホテルに 天理市の無人駅利活用プロジェクトに飛鳥未来高校生が参画、7月4日式典開催

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「まほろばプロジェクト」とは

「まほろばプロジェクト」は、JR西日本万葉まほろば線・和歌山線・大和路線沿線地域の無人駅や古民家・空き家を改修し、地域全体を一つのホテルとして再生する構想です。天理市と採択事業者である株式会社立志社が中心となり、1898年築のJR櫟本駅舎をホテルに改修する計画が進められています。

JR櫟本駅は、128年の歴史を持つ木造平屋建ての駅舎です。2025年9月30日にJR西日本から天理市に譲渡された後、地域課題解決と新たな滞在型観光、マイクロツーリズムの創出を目指し、ホテル化構想が採択されました。今後は、駅舎の機能に飲食・観光・宿泊の付加価値を加えた新たな拠点施設として生まれ変わります。

櫟本駅舎の様子

高校生による地域課題解決への挑戦

飛鳥未来高校では、2025年度から「活動プロジェクト委員会」を設置し、学校や地域を盛り上げるための活動を行っています。生徒たちは、最寄り駅である櫟本駅の老朽化や駅周辺の魅力が知られていない、飲食店が少ないといった課題を認識し、このプロジェクトへの参画に至りました。

生徒たちは、地元のお店に取材して地域マップを作成したり、JR櫟本駅近くでの食べ物自動販売機設置を提案したりしています。アンケート調査や分析を通じて、防災上の必要性なども訴え、具体的な提案にまとめています。

会議で議論する生徒たち

活動プロジェクト委員会は、今後もホテルのPRやマルシェの開催なども検討しており、地域課題の解決に向けて多角的な取り組みを進めています。

生徒の成長を促す教育活動

このプロジェクトは、飛鳥未来高校の生徒たちが地域課題解決のための具体策を提案・実行する中で、「高校生でもできる」「やったらできた」という自己肯定感や有用感を感じる機会を提供しています。地域への貢献という原体験は、若者の地域への愛着を育むことにもつながると考えられます。

学校法人三幸学園は、今後も全国で地域社会に根ざした産官学民連携の学びを広げ、生徒が自ら課題を見つけ、主体的に地域づくりに関わることで、自己肯定感や自己効力感を育む教育活動につなげていく方針です。

関係者からのコメント

天理市担当者コメント:
「櫟本駅舎は明治31年の開業以来、地域の皆様の生活を見守り、豊かな歴史を刻んできました。この大切な地域財産を未来へ引き継ぐため、本プロジェクトでは単なる歴史的建造物の保存にとどまらず、新たな賑わいの拠点として再生を図ります。飛鳥未来高校の生徒の皆様にご参加いただくことは、地域活性化に向けた本取り組みにとって非常に大きな意義があります。オープニングセレモニーへのご参加はもとより、自動販売機の設置に関するご提案をいただくなど、その積極的なご協力に深く感謝申し上げます。今後も、若者のエネルギーと地域の歴史が融合し、櫟本校区が新たな魅力を放つ場所となるよう、官民連携で取り組んでまいる所存です。駅舎に宿泊するという非日常的な体験を通じて、訪れる方々に天理の歴史や文化を深く知っていただき、地域全体が活気づく好循環を生み出していきたいと考えております。」

立志社担当者コメント:
「JR櫟本駅は、128年にわたり地域の暮らしを支えてきた大切な駅舎です。私たちは、この歴史ある駅舎を単に宿泊施設として再生するのではなく、地域の皆さま、訪れる方々、そして次世代を担う若者たちが交わる新たな拠点にしていきたいと考えています。今回、飛鳥未来高校の生徒の皆さんが、地域マップの作成や食べ物自販機の提案など、高校生ならではの視点でプロジェクトに関わってくださっていることを大変心強く感じています。地域の課題を自分ごととして捉え、実際に行動に移す姿勢は、まさにこのプロジェクトが目指す「地域とともにつくる場」の象徴です。今後も天理市様、地域の皆さま、飛鳥未来高校の皆さんと連携しながら、櫟本駅を起点に、沿線地域の魅力を発信し、人が訪れ、滞在し、また戻ってきたくなるようなまちづくりに取り組んでまいります。」

飛鳥未来担当者コメント:
「本校では2025年度より、生徒が主体となって学校や地域を盛り上げる「活動プロジェクト委員会」を発足させました。生徒たちが日頃から感じていた「最寄り駅の利便性」という身近な課題意識から始まったこの取り組みが、天理市様や立志社様との出会いによって、このようなプロジェクトへの参画へと繋がったことを嬉しく思っております。生徒たちが地域の店舗に取材してマップを作ったり、自販機設置に向けたアンケート分析や提案を行ったりする中で、「自分たちのアイデアが形になる」という大きな成功体験を得ることができました。これこそが、担当教員が大切にしている「高校生でもできる、やったらできた」という自己肯定感や有用感の育みそのものです。今後も、地域への愛着を深めた生徒たちが、今回のオープニングセレモニーを一つの節目として、今後もマルシェの開催やホテルや地元のPRなどを通して櫟本の未来にさらに主体的に関わっていくことを期待し、地域活性化に貢献していきたいと考えております。」

生徒コメント:
「私たち生徒は、日頃から利用している櫟本駅の利便性や快適性を向上させたいという強い思いから、このプロジェクトに参加しました。活動当初は駅周辺の課題に目を向けていましたが、駅のホテル化や外観の整備が進むにつれ、街がポジティブに変化していくのを肌で感じています。私たち飛鳥未来生をはじめ、地域住民や添上高校生の皆様にとって、櫟本駅がより使いやすく居心地の良い場所となるよう、今後も清掃活動や地域活性化に尽力していきます。そして、地域の魅力を大切にしながら、櫟本町が「古き良き、愛される街」として発展していくことに貢献したいと考えています。」

飛鳥未来高校グループについて

飛鳥未来高校グループ(飛鳥未来高等学校、飛鳥未来きずな高等学校、飛鳥未来きぼう高等学校)は、学校法人三幸学園が運営する単位制の通信制高校です。「その夢も、自分らしさも、きっとうまく行く。」を掲げ、全国各地に45のキャンパスを展開しています。

飛鳥未来高等学校の詳細については、以下のリンクをご覧ください。
https://www.sanko.ac.jp/asuka/

学校法人三幸学園について

学校法人三幸学園は、「人を活かし、困難を希望に変えること」を使命に掲げ、医療、保育、美容、ブライダル、スポーツ、料理、ITなどさまざまな分野の専門学校をはじめ、高等学校や保育施設などを全国に展開しています。全国12都市に60校以上の専門学校、1つの大学、1つの短期大学、3つの高校、1つの中学、2つの日本語学校、その他多くの幼児・福祉施設を経営しており、生徒数は約56,000名です。

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