保線・狭小現場の重労働を劇的に軽減する「薄型プレートコンパクター」が2026年6月より販売開始

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レール下をすり抜ける「薄型プレートコンパクター」が2026年6月より販売開始

建ロボテック株式会社は、小型建設機械メーカーの三笠産業株式会社と共同で、業界初となる超低全高型の「薄型プレートコンパクター」を開発し、令和8年(2026年)6月より販売を開始します。この製品は、本体全高を従来機より420mm低く抑えることにより、鉄道の道床交換作業におけるレール下や、上下水道管の埋設工事といった高さの低い現場での重労働を大幅に軽減することが期待されます。

開発の背景と現場の課題

従来の鉄道の道床交換作業や各種インフラの更新工事における路盤転圧では、レールや既存構造物を避けるために、重い機器を人力で持ち上げる作業が不可欠でした。また、転圧地盤の上に構造物がある「高さの低い場所」では、既存の転圧機器が物理的に進入できないため、十分な締め固め(転圧)が極めて困難なケースがありました。このような特殊な施工環境において、労働環境の改善(省力化・安全性向上)と、構造物の不等沈下などを防ぐための「確実な施工品質の確保」が、建設・保線現場における長年の課題でした。

建ロボテック株式会社は2023年に「JR東日本スタートアップ」の採択事業者に選定されており、こうした現場の具体的な課題に向き合い、三笠産業株式会社との共同開発により本製品を完成させました。

製品の主な特徴

この「薄型プレートコンパクター」は、以下の3つの主な特徴を持っています。

  1. レールや構造物の下を「すり抜ける」驚異の低全高設計
    専用設計のハンドル可倒機構や安全ガードの変更により、本体全高は395mmに抑えられています(従来型比マイナス420mm)。これにより、狭いレール下や低い隙間でも干渉することなく通過でき、機器を持ち上げる作業が不要になります。

    高さが変化するプレートコンパクター

  2. 既存製品が活用できなかった狭小空間での「施工品質向上」に寄与
    上下水道管の埋設工事や水路の更新工事、プラットホーム下、2重スラブ、その他建設工事における特殊状況など、上部に構造物があり十分な高さが確保できない現場において、唯一対応可能なプレートコンパクターです。これまで機械が入らず不十分になりがちだった狭小空間の路盤を強固に締め固めることができるため、施工後の沈下リスクを低減し、土木・建設工事全体の品質向上と長期的な安全性の確保に貢献します。

  3. 業界初の可倒式ワンタッチハンドル(特許出願済)による高い操作性
    障害物を通過する際などにハンドルを倒す場合、高さ切り替えレバーを握ってスライドさせるだけでロックでき、足元のペダルを踏み込むだけで即座にロック解除できる新機構を搭載しています。現場での作業員の姿勢変化を最小限に抑え、直感的かつ安全に操作できます。

    寸法が示されたプレートコンパクター

提供概要

  • 製品名: 薄型プレートコンパクター(型式:MVC-50HJ)

  • 販売価格: オープン価格

  • 販売代理店: 要問い合わせ

  • 出荷スケジュール: 6月納品分の初回生産枠(30台限定)は既に売約済みです。現在、8月以降の納品分について予約を受け付けています。

今後の展望

建ロボテック株式会社がミッションとして掲げる「世界一ひとにやさしい現場を創る」という思いのもと、本製品の普及を通じてインフラ保線現場や土木・建設現場における過酷な労働環境の改善に貢献していくとのことです。それと同時に、これまで施工が難しかった特殊な狭小現場においても妥協のない高い施工品質を実現できるようサポートし、日本のインフラの長寿命化と持続可能な建設業界の発展に貢献していく方針です。

建ロボテックについて

「世界一ひとにやさしい現場を創る」をビジョンに掲げる建ロボテック株式会社は、建設現場出身の創業者が2013年に設立した特化型研究開発企業です。長年の建設現場研究から得た知識・ノウハウを最大限活用し、現場環境にフィットする省力化・省人化ソリューションを提供しています。人とともに働く協働型ロボット「トモロボシリーズ」や様々な企業への開発協力などを通じ、「生産性向上」と作業者の「安全確保と負担軽減」を実現し、建設産業の健全な進化・発展に貢献しています。

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