JR東日本ローカルスタートアップファンド、南房総のクラフトラムメーカー「ペナシュール房総」に出資
JR東日本ローカルスタートアップ投資事業有限責任組合(JR東日本ローカルスタートアップファンド)は、千葉県南房総市で国産クラフトラムの製造・販売を手掛けるペナシュール房総株式会社に出資しました。

この出資は、ペナシュール房総が目指す「房総の自然と風土(テロワール)を映したラムを、世界で愛される存在へ」という挑戦を支援するものです。耕作放棄地の再生を含む一次産業の価値向上と、人々の関わりを生み出す地域循環の育成を目的としています。ペナシュール房総の事業成長を通じて、南房総エリアに関わり続ける人々が増え、地域の持続的な成長とJR東日本グループの沿線価値向上に繋がる可能性が見込まれています。
ペナシュール房総とは
ペナシュール房総は、千葉県南房総市を拠点に、かつて地域で行われていたサトウキビ栽培を復活させ、日本国内で初めて栽培から蒸留・熟成までを一貫して行う「Farm to Bar」のラムづくりに取り組むクラフトラムメーカーです。酒づくりを通じて地域の持続的な成長を目指しています。

南房総の自社畑で育てたサトウキビを原料に、古民家を改修した蒸留所で醸造・蒸留が行われています。自社製の釜型蒸留器による蒸留や、地域に自生するマテバシイなどの素材を活かした熟成の探求を通じて、房総の自然や風土を映したラムづくりが行われています。

原料のサトウキビはラム専用に独自の自然栽培で育てられ、香りを核とした酒質が追求されています。これらの取り組みは国内外で注目されており、フランスの美食ガイド誌「ゴ・エ・ミヨ(Gault & Millau)」では「ラム酒に携わる世界の15人」に選出されるなど、国際的に高い評価を得ています。
また、研究開発においても千葉大学との産学連携により、世界に例のないサトウキビの搾りかす「バガス」を活用したラムの製造方法を開発し、特許を申請するなど、地域や業界の未来創造にも積極的に取り組んでいます。
ペナシュール房総は、房総半島という土地の個性をラムという形に凝縮し、将来的には世界中の酒場で「BOSOを一杯!」とオーダーされる存在になることを目標としています。
ペナシュール房総の詳細は以下のURLからご覧いただけます。
https://rhumboso.com/
JR東日本グループとの協業による地域活性化
JR東日本グループとペナシュール房総は、これまでも外房線を走るイベント列車でのラム酒提供などを通じて、南房総発のクラフトラムの魅力発信に取り組んできました。

今回の出資を機に、両者は「クラフトラムづくりを核とした事業の成長」と「人の流れを通じた地域の持続的な発展」を同時に実現する協業関係の構築を目指します。ペナシュール房総が取り組む「Farm to Bar」のラムづくりは、農業、加工、発信、体験といった多様な要素を含んでおり、事業の広がりとともに南房総エリアとの世代を超えた継続的な関わりを生み出すことが期待されます。

この事業成長が生み出す人の動きを、ペナシュール房総を核としつつ、地域の観光、教育関係者とも連携しながら、鉄道・駅・地域拠点との接続可能性を見据え、地域に滞在し、関わり続ける人を増やす循環づくりが検討されています。両者は、サトウキビ栽培を起点とした取り組みを軸に、房総の風土や産業の価値を次世代へとつなぎ、地域発のクラフトラム酒を通じて、地域と関わり続ける人が育つ持続的な地域づくりを段階的に実現していくことを目指しています。
JR東日本ローカルスタートアップファンドについて
JR東日本ローカルスタートアップ投資事業有限責任組合は、地域活性に資する事業で、かつ持続的な成長とJR東日本グループとの事業シナジーが見込める事業者への出資を行っています。ファンド運用規模は10億円、運用期間は20年(延長有)です。
JR東日本ローカルスタートアップファンドの詳細は以下のURLからご覧いただけます。
https://jrestartup.co.jp/jre-lsup/

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