小田急電鉄、全駅にウェアラブルカメラ導入へ 2026年4月16日から駅係員の安全確保とサービス向上目指す

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導入の背景と目的

近年、駅構内でのトラブルやカスタマーハラスメント(カスハラ)の発生件数が増加傾向にあるといいます。これらの事態は駅係員の安全を脅かすだけでなく、周囲のお客さまへのサービス提供にも支障をきたす可能性があります。

ウェアラブルカメラの導入により、異常発生時の現場状況を的確に記録し、事実に基づいた判断を通じて迅速かつ適切な対応につなげることが期待されています。また、録画中であることを明示することで、トラブルや犯罪行為の抑止効果を高め、早期解決にも寄与すると考えられています。

ウェアラブルカメラの具体的な活用場面

本カメラは、主に以下の場面で活用されます。

  • 異常時:カスタマーハラスメントを含む駅構内でのトラブル発生時や、発生が予測される際の状況記録に利用されます。

  • 平常時:駅構内巡回時に不審物や駅設備の不具合箇所等を発見した場合の状況記録、および関係各所への正確かつ迅速な情報共有に活用されます。

  • その他:駅長が必要と認めた場合にも、安全確保や事実確認のために使用されます。

これらの使用範囲は定められた場面に限定され、駅係員は制服の胸部にカメラを装着し、録画中であることがわかる状態で運用されます。

黒色のLINKFLOW製ボディカメラが写っています。中央に大きなレンズ、下部に赤い縁のボタンと複数の赤いインジケーターが点灯しており、堅牢なデザインが特徴です。

録画データの管理と運用体制

録画データは駅長の管理下で適切に保管され、定められた目的以外では一切使用されないとのことです。また、カメラ使用時には、異常発生時にALSOKへ瞬時に通報できる「ALSOK非常ペンダント」と併せて携行し、援助が必要な事態にも迅速に対応できる運用体制が構築されます。

導入される機器は「LINKFLOW P3000」で、約50時間分の録画データを保存でき、古いデータから順次消去される仕組みです。

これまでの取り組みと今後の展望

小田急電鉄はこれまでも、駅構内カメラや窓口への録音端末の設置など、お客さまサービスの品質向上や、お客さまと駅係員双方を守るための環境整備を進めてきました。今回のウェアラブルカメラ導入により、これらの取り組みは一層強化されることとなります。

鉄道施設を利用するすべてのお客さまが、いつでも安心して過ごせるよう、安全性の向上と快適な環境づくりに引き続き取り組んでいく方針です。

導入概要

  • 導入日:2026年4月16日(木)

  • 導入場所・台数:小田急線全70駅、合計90台(各駅1~3台)

  • 導入機器:LINKFLOW P3000

  • お問い合わせ:小田急お客さまセンター(営業時間 9:00~17:00、電話 044-299-8200)

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