坂本ケーブル、2026年4月1日より旅客運賃を改定

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運賃改定の内容

今回の改定では、普通旅客運賃と通勤定期旅客運賃が変更されます。大人・小児の片道・往復運賃、および大人の通勤定期運賃の全てが値上げとなります。具体的な改定内容は以下の通りです。

運賃表

例えば、大人の片道運賃は現行の870円から960円に、往復運賃は1,660円から1,830円に改定されます。小児運賃も同様に、片道が440円から480円に、往復が830円から920円に変更されます。通勤定期旅客運賃(大人)も、1か月定期が18,120円から19,900円に、3か月定期が51,650円から56,720円に、6か月定期が97,850円から107,460円にそれぞれ改定されます。

運賃改定の理由

坂本ケーブルは1927年3月15日に開業し、天台宗総本山延暦寺への参拝客や比叡山観光客の移動手段として利用されています。今回の運賃改定は、主に以下の理由によるものです。

  1. 設備老朽化と安全投資の継続
    1993年度の大規模な施設・設備・車両改修工事以降、経営面で債務超過の状態が続き、計画的な設備更新が困難でした。ケーブルカーの運行に必要な設備のほとんどが著しく老朽化しており、今後計画的な更新を実施しなければ、長期運休や事故が発生する懸念があります。このため、2022年度に安全投資計画が策定され、2023年度より安全対策が進められていますが、今後も安全投資を継続していくためには運賃改定による資金確保が必要とされています。

  2. 異常気象への対応費用
    近年、異常気象による集中豪雨で沿線法面の土砂崩落や倒木などの被害がたびたび発生しています。これらの復旧工事や予防措置にも多額の費用が生じています。

  3. 従業員の待遇改善
    賃金改善など従業員の待遇を向上させることで、安定的に事業運営できる人員確保に努める方針です。

坂本ケーブルでは、増収施策の実施や諸経費の削減を図るなど対策を講じてきましたが、1982年以降、消費税率改定に伴う改定以外の運賃改定は行われていませんでした。しかし、利用客に安全・安心と快適なサービスを提供するため、今回の運賃改定が実施されることとなりました。

その他の情報

現在発売中の企画乗車券「延暦寺・坂本周遊1日乗車券」は、当面の間価格を据え置きます。この乗車券の価格改定は、2026年12月7日発売分より行われる予定です。

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