実証実験で示された「ツクリテ」の有効性
「ツクリテ」は、2025年5月から世田谷区内で実証実験を行ってきました。2026年2月末までに延べ約700名が地域活動に参加し、その成果が評価されています。
2025年11月末に実施された会員向けアンケートでは、参加者の約4分の1がリピーターであったほか、区外からの参加者も3割弱を占め、地域内外からの広範な参画が見られました。参加者の年齢層や性別も幅広く、主催者・参加者双方から高い満足度が得られています。

地域活動への関与意向を示すNPS(Net Promoter Score)は+29を記録しており、本サービスが地域の担い手を育むプラットフォームとしての有効性を示しています。

また、民間と行政が連携して取り組むことで、従来は地域活動に関心の低かった層の参加も促され、地域の担い手となり得る人材の裾野を広げる新たな可能性が確認されました。

今後の機能拡充と新たな取り組み
本格実施にあわせて、「ツクリテ」は4月以降、機能拡充と新たな取り組みを順次開始します。
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UI/UXの刷新と複数自治体向け対応: 利便性向上のため、WebプラットフォームのUI/UXが刷新され、複数の自治体での利用に対応可能な仕様へとアップデートされます。(5月実施予定)
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主催者向け機能の拡充: 地域活動を行う団体・個人の主催者申請がWeb上で可能になり、主催者紹介ページが新設されます。(5月実施予定)
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公式LINEの開始: 現在運用中のInstagramに加え、新たに公式LINEが開始され、より広く地域活動の情報発信と参加促進が行われます。(4月1日開始予定)
今後は、ボランティアなどの「人」のマッチングに留まらず、場所・モノ・資金といった地域活動に必要なあらゆる資源を包括的にマッチングできる機能への拡充を目指しています。これにより、単なる「人手不足」の解決を超え、地域活動の実行力向上を支援していくとのことです。
全国への展開と関係人口創出モデルの構築
「ツクリテ」は、東急線沿線や関連する全国の自治体への展開を加速させる予定です。沿線居住者が地方の活動に参加する仕組みを構築することで、都市部と地方部をつなぐ「関係人口」の創出を目指します。

総務省が推進する「ふるさと住民登録制度」とも連携し、「都市の強み」で「地方の課題」を解決し、「地方の強み」で「都市の課題」を補完する、双方向の送客や機能補完を実現することで、都市・地方双方が支え合える社会の構築に寄与していく方針です。
「ツクリテ」開発の背景
「ツクリテ」は、東急株式会社の新規事業創造組織「フューチャー・デザイン・ラボ」が開発・運営を行っています。同組織は「未来の社会課題を想定し、バックキャスト思考で未来のライフスタイルの構築につながる新規事業の創出」を目指しています。
人口減少社会においては、人口増加や経済成長に依拠しない新たな豊かさや事業モデルが求められています。税収減や民間企業の撤退により拡大する地域サービスの余白を新たな事業機会と捉え、民間企業、行政、生活者が連携し、地域活動を支える共助型の仕組みを構築するため、「ツクリテ」が開発されました。
「ツクリテ」の詳細については、公式HPをご覧ください。
ツクリテHP: https://tsukurite.cuusoo.com/


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