京王電鉄、BuddycomとAI連携で異常時対応力を強化へ

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京王電鉄での導入事例

京王電鉄では、事件・事故発生時の初期対応や情報連携の迅速化のため、2022年より全駅・全車掌に「Buddycom」を導入していました。今回、鉄道運行業務における異常時対応力の強化と情報探索の生産性向上を目指し、生成AIツール「KEIO AI-Hub」とBuddycomをAPI連携しました。

鉄道業務では、運転取扱実施基準や乗務員実務マニュアルなど、膨大な規程類の習熟が求められます。特に異常時には、正確な情報を素早く入手し、的確な判断を行うことが重要です。本連携により、乗務員や指令員はBuddycom上から音声またはテキストで質問するだけで、「KEIO AI-Hub」が社内規程類を検索・要約し、その回答をテキストおよび音声で即時に受け取ることが可能となりました。

このシステムは、マニュアル検索に要する時間を大幅に短縮し、異常時の迅速な判断と対応を支援するだけでなく、日常業務や人財育成の高度化にも貢献しています。

京王電鉄の関連プレスリリースはこちらから確認できます。

BuddycomのAPI連携について

Buddycomは、外部サーバーとのテキストデータなどの送受信をAPI連携で行うことが可能です。これにより、顧客が構築したAIに対し、Buddycomから音声で質問し、音声で回答を受け取るといった運用が実現します。また、AIカメラや記録システムとの連携にも対応しており、AIカメラで検知した情報(VIPや不審者など)を音声で即時通知することや、記録システムへBuddycomから音声で入力することも可能です。

今後の展望

サイエンスアーツはこれまで、フロントラインワーカー同士をつなぐ音声コミュニケーション基盤としてBuddycomを提供してきました。2024年2月に発表された「よびだしベル機能」により「フロントラインワーカーとお客様」を、そして今回の連携により「人とAI」をつなぐことを実現しています。

今後は、人・AI・センサー・カメラ・設備データをリアルタイムで接続する「フィジカルAI連携基盤」へとBuddycomを進化させていく予定です。現場で働く人の音声を起点に、AIが状況を解析し、必要な情報を即座に提示、さらに設備やシステムと自律的に連携する「人とAIが共に判断する現場環境」の実現を目指しています。Buddycomは単なるインカムアプリではなく、リアル空間とデジタル空間を統合するフィジカルAIプラットフォームへと進化していくことでしょう。

Buddycomとは

Buddycomアプリ画面

フロントラインワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」は、インターネット通信網(4G、5G、Wi-Fi)を利用し、スマートフォンやタブレットにアプリをインストールすることで、トランシーバーや無線機のように複数人と同時コミュニケーションを可能にするサービスです。音声、テキストチャット、動画、位置情報(IoT)に加え、AIを利用したデジタルアシスタントとのコミュニケーションも可能です。

利用実績は航空、鉄道、建設、福祉施設、流通など多岐にわたる業種で、コミュニケーション手段として活用されています。詳細については、Buddycom公式サイトをご覧ください。

株式会社サイエンスアーツについて

サイエンスアーツは、「フロントラインワーカーに未来のDXを提供し、明るく笑顔で働ける社会の力となる」ことをミッションに掲げ、「Buddycom」の開発・販売を行っています。2021年に東証マザーズに上場(現在はグロース市場に移行)し、現在では5年連続でシェアNo.1を獲得しています。今後も、スタッフ間のコミュニケーションに留まらず、スタッフとお客様、スタッフとAIを美しくつなげることで、フロントラインワーカーが明るく笑顔で働ける社会を目指していく方針です。

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