「駅すぱあと」の信頼性を支えるデータ品質へのこだわり
1988年の発売以来、「駅すぱあと」と共に歩み続けてきた浦田氏は、日本の経路検索サービスの創成期から現在までの変遷を知る人物です。同社の基盤開発部交通データ渉外チームに所属する浦田氏は、「駅すぱあと」が企業活動における交通費精算や管理業務など、金銭が関わるシーンでも利用されることから、サービスの信頼性確保のため、全国の交通データの収集・整備体制において高い精度を追求し、データ品質に徹底的にこだわった活動を展開しています。
情報セキュリティとSAJとの協力
ヴァル研究所の菊池代表はSAJの理事を務めていますが、浦田氏も約15年前に情報セキュリティ認証(プライバシーマーク)の取得・維持管理を通じてSAJとの協力関係を築いてきました。これにより、セキュリティインシデントの予防と改善にも貢献しています。
これらの取り組みは、利用者視点に立ったサービスの継続的な品質向上を目的としており、浦田氏の37年にわたる献身とプロ意識が、「駅すぱあと」の信頼性を支えていることが伺えます。
インタビューの全文はこちらで読むことができます。
https://www.saj.or.jp/40th_branding/heroes_val
AIを活用した新機能「URLスマート検索」
ヴァル研究所は、2025年8月に「駅すぱあと for web」において、AIを活用した「URLスマート検索」機能のβ版の提供を開始しました。この機能は、イベントや施設の情報が掲載されたWebサイトのURLを指定するだけで、AIが到着地を自動判定して経路検索を行うものです。
従来は、お出かけ先やイベント情報をWebサイトで見つけた際、「アクセスページを探す」→「最寄り駅や住所を確認する」→「経路検索サービスで調べる」という複数の手順が必要でした。「URLスマート検索」では、これらの手間を省き、URLのコピー&ペーストだけで経路検索が完結します。AIがWebサイト内の情報を解析し、住所や最寄り駅を自動で判定し、イベントの場合は開催日時も検索条件に反映することで、ユーザーの移動へのハードルを大きく下げることに成功しています。
交通事業者との連携を強化
ヴァル研究所では、公共交通での移動を安心かつスムーズに行えるよう、経路検索結果に鉄道・バスの実際の遅延状況を表示する取り組みも進めています。各事業者との連携を進め、2026年2月現在では「駅すぱあと」でリアルタイム情報に対応している鉄道・バス事業者は36者局となりました。
同社は、データ品質への徹底したこだわりと、利用者視点を忘れない人間的な温かさで技術革新を続け、多様化する移動の課題解決を目指す企業や自治体と連携・共創しながら、より便利で快適な移動体験の実現に挑戦しています。
浦田雅美氏プロフィール
浦田雅美氏は、株式会社ヴァル研究所 基盤開発部交通データ渉外チームに所属しています。1988年に同社に入社以来37年間、公共交通機関経路案内サービス「駅すぱあと」と共に歩み続けてきました。営業を約20年、内部統制を約10年経験した後、現在の交通データ収集・整備業務に従事しています。SAJとは約15年前からプライバシーマーク取得・維持を通じて協力関係を築いています。「相手の目線に立つ」コミュニケーションと、データ品質への徹底したこだわりを信条とし、日本の交通インフラの基盤を支え続けています。
一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)について
一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)は、ソフトウェアに関わるあらゆる企業、団体、個人を繋ぎ、デジタル社会の実現を推進する業界団体です。800社以上が加盟しており、創立40周年を迎えています。ソフトウェアの未来を創造し、国内外のデジタル化推進に貢献することを目指しています。

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