枚方市駅周辺地区の市街地再開発事業が2025年度 日本都市計画学会「計画設計賞」を受賞

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枚方市駅周辺地区の市街地再開発事業が「計画設計賞」を受賞

大阪府枚方市の玄関口である枚方市駅周辺地区の市街地再開発事業が、公益財団法人日本都市計画学会の2025年度学会賞「計画設計賞」を受賞しました。このプロジェクトは「郊外における共創による持続可能な『えきから始まるまちづくり』~枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業および駅周辺まちづくりの取り組み」として評価されたものです。

株式会社GK京都(京都府京都市)は、このまちづくりプロジェクトのデザイン監修チームとして参画し、共創型のまちづくりを推進してきました。

京阪電車枚方市駅の駅ビルと周辺の都市景観

事業概要と受賞理由

本事業は、枚方市駅周辺において、駅前空間にふさわしい多様な用途機能を集積し、魅力ある都市空間を形成することを目的としています。当該区域は3つの施工区に分かれており、駅周辺と再開発事業を一体的に整備するため、関係事業者が共創して事業展開が進められてきました。

「計画設計賞」は、都市計画に関する計画、設計、事業などに関する近年の取り組みの中から、都市計画の進歩、発展に顕著な貢献をした作品に贈られる賞です。

日本都市計画学会は、今回の受賞理由として、多機能・複合的な都市基盤整備、歩行者回遊性の向上、広場空間の創出によるエリア価値向上を挙げています。地権者や再開発組合だけでなく、鉄道会社、市役所、地域住民など多様なステークホルダーがそれぞれの立場で「共創」して事業を展開した点が特に評価されました。デザイン監修チームによるトータルデザインや、エリアマネジメントを担う準備組織の立ち上げなど、今日的な価値観を取り入れた優れたまちづくり事例であるとされています。

駅周辺の人流増加、賃貸レジデンスの入居率、周辺の人流増加などがデータで裏付けられており、地域の活性化に寄与したことが示されています。都市計画法や都市再開発法などを横断したユニークな事業スキームや、マルチスケールなデザインガイドラインは、今後の郊外駅前を中心としたまちづくりに大いに参考になると評価されています。

持続可能なまちづくりを支えるデザインマネジメント

デザイン監修チームは、一貫性のあるトータルデザインを実現するため、定期的なデザイン監修者会議を通じて行政を含む各事業者間のデザイン調整を担いました。

また、エリアマネジメントを先導する枚方HUB協議会によるシンポジウムやワークショップにも参画し、将来の持続的なまちづくりに繋げるための「コトづくり」の取り組みにも注力しました。これらの取り組みは、枚方市駅周辺の未来ビジョンに繋がるデザインガイドラインとしてまとめられています。

枚方市駅周辺地区の再開発におけるデザイン監修体制と組織構造

GK京都とGK設計は監修チームの中で、主に再開発ビルのデザインコード(配置・配列、色彩、形態、素材・質感)の策定に加え、サイン・ストリートファニチュア(広場の休息施設)などのデザインに携わりました。

枚方市駅周辺の都市開発計画を示す地図とデザインガイドライン

オフィスで建築模型を囲んで議論する様子

駅直結の複合施設「STATION HILL HIRAKATA」の外観

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