- これまでの実績と事業成長
- 資金の使途と今後の展開
- フィジカルAIへの取組み
- 資金調達の概要
- 各社からのコメント
- ugo株式会社 代表取締役CEO 松井 健氏
- NTT西日本株式会社 代表取締役社長 北村 亮太氏
- Brand New Retail Initiative Fund 無限責任組合員 イノー・アソシエイツ株式会社 代表取締役 池 浩太郎氏
- EXEO Innovation Fund Management Pte Ltd CEO Mr. Lim Swee Yong氏
- JR東日本スタートアップ株式会社 代表取締役社長 柴田 裕氏
- 大和ハウスベンチャーズ株式会社 代表取締役社長 鈴木 哲雄氏
- ここちよい未来への扉投資事業有限責任組合LP 株式会社デンキョーグループホールディングス 代表取締役社長 高瀬 一郎氏
- 東京ガス株式会社 執行役員 DX推進部長 岸澤 剛氏
- 阪急阪神ホールディングス株式会社 取締役執行役員 上田 靖氏
- 業務DXロボット「ugo(ユーゴー)」について
- ugo株式会社 会社概要
- 採用情報
これまでの実績と事業成長
ugoは、業務DXロボット「ugoシリーズ」とロボット統合管理プラットフォーム「ugo Platform」の開発・提供を通じて、警備・点検・施設管理などの現場におけるロボットの社会実装を推進しています。
近年では、「ugo Platform」のOEM契約を締結し、プラットフォームを起点とした導入拡大を加速させています。また、経済産業省が主導する国家プロジェクトであるロボティクス分野におけるソフトウェア開発基盤構築事業や、NEDOが推進するディープテック・スタートアップ支援事業にも採択され、量産体制の強化と研究開発の両輪で事業基盤を固めています。
政府が2026年3月に取りまとめた『AIロボティクス戦略』でも、点検・警備・搬送などの現場実装と、導入を起点としたデータ活用の重要性が示されており、AIロボティクスの社会実装機運は一段と高まっています。人手不足の深刻化や省人化ニーズの高まりにより、ugoの売上高は、直近3年間で連続して前年比およそ2倍の成長を実現しています。さらに、2025年に発売した小型点検ロボット「ugo mini」は、発売から約1年で累計出荷台数100台を突破するなど、現場からの引き合いが急速に拡大しています。
「ugo mini」の詳細については、以下のプレスリリースをご参照ください。
AI搭載小型点検ロボット「ugo mini」累計出荷台数100台を突破

資金の使途と今後の展開
今回調達した資金は、これまでの社会実装をさらに加速させるため、以下の領域に重点的に投資されます。
-
フィジカルAI領域の研究開発を加速
-
ロボティクスソリューション展開の拡大
-
ロボットの量産体制強化
-
エンジニアを中心とした採用強化
フィジカルAIへの取組み
ugoはフィジカルAIへの取り組みとして、以下の開発を進めています。
-
AIロボット向け模倣学習キット
腕ヒューマノイド「ugo Pro R&Dモデル」に加え、直感的な操縦と力覚を伝達する専用バイラテラルコントローラ、およびオープンソースのロボット学習フレームワーク「LeRobot」に対応したソフトウェアから構成される開発者向けパッケージです。高品質な訓練データを短時間で収集し、ロボットに人間の動作を模倣学習させる環境を簡単に構築できるため、フィジカルAIの基盤モデル研究開発を飛躍的に加速させます。
Webサイト:https://ugo.plus/products/ugo-pro-rd/ -
国産多脚型点検ロボット
小型点検ロボット「ugo mini」の運用で寄せられた「大きな段差や不整地に対応できる走破性」や「屋外環境への対応」といったニーズに応えるため、新たに開発に着手しました。本開発はNEDOの「ディープテック・スタートアップ支援事業(DTSU事業)」STSフェーズに採択されています。
プレスリリース:ugo、NEDO「ディープテック・スタートアップ支援事業(DTSU事業)」STSフェーズに採択 -
国産汎用ヒューマノイドロボット
一般社団法人AIロボット協会(AIRoA)が実施する「国産汎用ロボット開発コンペティション」に採択され、新たな汎用ロボットの開発に参画しています。コンペティションでの評価基準をクリアし、最終的な「データ収集用ロボット」としての選定を目指します。将来的には、さらなる改良や量産体制の構築を見据え、次世代ロボット産業の発展に貢献するとのことです。
プレスリリース:ugo、「国産汎用ロボット開発コンペティション」に採択
資金調達の概要
調達方法:第三者割当増資
引受先(リード投資家を除き、五十音順):
-
NTT西日本株式会社(リード投資家)
-
EXEO Innovation Fund
-
ここちよい未来への扉投資事業有限責任組合
-
JR東日本スタートアップ株式会社
-
大和ハウスグループ共創共生1号投資事業有限責任組合
-
東京ガス株式会社
-
阪急阪神イノベーションパートナーズ投資事業有限責任組合
-
Brand New Retail Initiative Fund 投資事業有限責任組合
「ここちよい未来への扉投資事業有限責任組合」は株式会社デンキョーグループホールディングスのCVCファンドです。「Brand New Retail Initiative Fund 投資事業有限責任組合」はイノー・アソシエイツ株式会社と、株式会社エディオンの共同ファンドです。
各社からのコメント
ugo株式会社 代表取締役CEO 松井 健氏

松井健氏は、NTT西日本をリード投資家として、通信・鉄道・エネルギー・不動産・小売・物流といった社会インフラを支える事業各社から出資を受けたことに対し、心より感謝の意を表明しています。今回のラウンドの意義深さとして、引受先がいずれも「労働力不足」という共通の課題に向き合い、ロボットが活躍すべき現場を数多く持つ事業者である点を挙げています。資金面だけでなく、各社の現場知見とugoの技術を掛け合わせることで、ロボットの社会実装を一段と加速できると確信しているとのことです。「人とロボティクスの融合で、新しい社会システムを構築し、新しい価値観を創造する」というミッションの実現に向けて、ロボットがあたりまえの選択肢となる社会を、パートナーとともに切り拓いていく考えを示しています。
NTT西日本株式会社 代表取締役社長 北村 亮太氏

北村亮太氏は、以前よりNTTグループのCVCを介してugo社と協業していたことに触れ、NTT西日本との協業本格化に際し出資が必要と判断したと述べています。あらゆる産業における労働力不足が深刻な社会課題となる中、その解決策の一つとしてロボットが期待されていることに言及。ugoの卓越した開発力・社会実装力とNTT西日本が長年培った保守監視網・NTT研究所をはじめとした技術力を融合することで、人とロボットが安心安全に協働できる世界の実現を目指すとしています。
Brand New Retail Initiative Fund 無限責任組合員 イノー・アソシエイツ株式会社 代表取締役 池 浩太郎氏

池浩太郎氏は、今回の資金調達に参加できたことを光栄に感じていると述べています。3人の取締役を中心とする磐石なチームワーク、リード投資家であるNTTグループの存在、技術開発力と戦略遂行力などを鑑み、運用CVCファンドとしては最大投資額を最短期間で決定したとのことです。個人的に薫陶を受けたNTT元社長が期待を寄せていた国内産業の一つであったことも踏まえ、ugoが「Japan is back」の代表的なベンチャー企業に飛躍する過程を、最大LPであるエディオン社と共に、積極的に支援していくとしています。
EXEO Innovation Fund Management Pte Ltd CEO Mr. Lim Swee Yong氏
Mr. Lim Swee Yong氏は、昨年の初回投資からわずか1年足らずでugo社とのパートナーシップをさらに深化させられることを大変嬉しく思っていると述べています。この短い期間において、ugoチームが高い実行力を発揮し、そのプラットフォームが市場において着実に評価を獲得してきたことに言及。ugoは、構造的な労働力不足の解消や業務効率の向上において重要な役割を果たすポジションにあると考えており、今後、技術の拡張およびグローバル展開を進めていく中で、引き続きチームを支援していくことを楽しみにしているとのことです。
JR東日本スタートアップ株式会社 代表取締役社長 柴田 裕氏

柴田裕氏は、ugo社と力強いパートナーシップを結べたことを心より嬉しく思っていると述べています。労働力不足という大きな壁に直面している現状に対し、ugoのロボティクス技術とJR東日本が持つ鉄道インフラを掛け合わせれば、大きな可能性に変わると考えています。「ugo×鉄道」を起点に、日本を支えるあらゆる現場をアップデートしていくこと、単なる省人化に留まらない、現場の熱量や価値を最大化するイノベーションを共に起こしていくことを提唱しています。
大和ハウスベンチャーズ株式会社 代表取締役社長 鈴木 哲雄氏

鈴木哲雄氏は、大和ハウスグループが「人・街・暮らしの価値共創グループ」として、幅広い事業を通じ、新たな価値の創出と社会課題の解決に取り組んでいることを紹介しています。建設・物流・小売など多様な業界において、労働力不足が一層深刻化する中、ロボットに寄せられる期待は極めて大きいと認識しているとのことです。ugoが開発する業務DXロボットは、さまざまな現場を支える有効なソリューションとなり得ると考えており、今回の出資を通じて、ロボットの社会実装を多様な現場で推進していくとしています。
ここちよい未来への扉投資事業有限責任組合LP 株式会社デンキョーグループホールディングス 代表取締役社長 高瀬 一郎氏

高瀬一郎氏は、「人とロボティクスの融合で、新しい社会システムを構築し、新しい価値観を創造する」ことをミッションとするugo社では、ロボットが人の代わりではなく、人とともに働き、人の創造性を引き出す存在になる未来を目指していると述べています。これは単に人手不足など目に見えている課題解決だけでなく、誰も体験したことのない新しい世界観の構築を展望する取り組みでもあるとのことです。デンキョーグループのパーパス「毎日をもっと、もっと、ここちよく」の実現に向けて掲げるビジョン「まだ気づかない、その先へ」との親和性も高いことから、今般の出資を契機として、微力ながら新たな市場創造に向けて貢献していきたいと考えていると述べています。
東京ガス株式会社 執行役員 DX推進部長 岸澤 剛氏

岸澤剛氏は、ugo社の資金調達に参画できたことを嬉しく思っていると述べています。少子高齢化・労働力不足が進む中、点検・警備の現場における省力化と運用の高度化は重要な課題であると指摘。ugoのロボットと「ugo Platform」を活用し、東京ガスの設備管理の現場知見と掛け合わせることで、夜間巡回や高負荷点検等の業務をロボットで代替・補完し、安全性と生産性の向上、コスト最適化の実現を目指すとしています。既に同社グループでは清原スマートエネルギーセンターでの概念実証等を進めており、本出資を機に、東京ガスグループの施設での導入検討と、現場管理業務の省力化・高度化ソリューションの提供を通じた社会実装を加速していくとのことです。
阪急阪神ホールディングス株式会社 取締役執行役員 上田 靖氏

上田靖氏は、ugo社が「人とロボティクスの融合で、新しい社会システムを構築し、新しい価値観を創造する」というミッションのもと、生産人口の減少に対するソリューションを展開していると述べています。阪急阪神グループにおいても、労働力不足等の課題に対処していくためugo社との協業を推し進め、各事業の課題解決に取り組んでいくとのことです。また、AIロボティクス領域の進展により、人とロボットが共生する社会の到来が示唆されており、ugo社との協業を通じて同領域での知見・ノウハウを高めることで、同社グループのステークホルダーに新たな価値・ソリューションを開発・提供していくことも目指していきたいと考えていると述べています。
業務DXロボット「ugo(ユーゴー)」について
「ugo(ユーゴー)」は、遠隔操作とAIによる自動制御を融合したハイブリッド型の業務DXロボットです。警備・点検・案内など、現場ごとに異なる設備や業務に柔軟に対応できる設計で、ロボットの選定や運用もカスタマイズ可能です。人手不足が深刻な業務領域において、人の代替ではなく“人と協働するパートナー”として、業務の継続性と効率化、そしてDXの実現を支援します。
ugo株式会社 会社概要
所在地: 東京都千代田区東神田1−7−8
設 立: 2018年
代 表: 松井 健
URL: https://ugo.plus/
事業内容:ugoソリューションの提供・運用、RaaSフレームワークの開発・提供・運用
採用情報
事業拡大に伴い、ugoでは機械学習エンジニア、アプリケーションエンジニア、組込エンジニアを中心に、全ポジションで積極採用を行っています。
-
機械学習エンジニア:https://herp.careers/v1/ugo0220/XLUjbCRY5n_v?token=U64_cGfwpGnupAg63YUx3
-
アプリケーションエンジニア:https://herp.careers/v1/ugo0220/8biZFc8w0u2f?token=yRJZ-eoDRKFJc9UTiu2p8
-
組込エンジニア:https://herp.careers/v1/ugo0220/IOWjOstY9NxK?token=r1tMVS1u5lwqqVIOsAjtw
その他求人一覧はこちら:https://herp.careers/v1/ugo0220/
ugoは今後も、現場での実装拡大とフィジカルAI技術の深化を両輪に、ロボットがあたりまえの選択肢となる社会の実現を目指していくとのことです。

コメント