大分県内における次世代空モビリティのネットワーク構想および社会実装プロセスの検討調査」の最終報告を実施

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事業の目的と内容

本調査は、空飛ぶクルマの社会実装に向けたノウハウを蓄積し、大分県における「新たな移動価値」や「産業エコシステム」の創出を加速することを目的としています。JR九州がコンソーシアム代表として採択された大分県事業「令和7年度 次世代空モビリティ商用サービス開発事業費補助金」を活用して実施されました。

主な内容は以下の通りです。

  • 運航ルートの蓋然性検証を踏まえた離着陸場(バーティポート)の適地選定

  • 産官学連携による地域課題解決に向けた次世代空モビリティのユースケースの策定

  • 社会受容性の向上に向けたプロモーション動画の製作

本事業の詳細は大分県のウェブサイトで確認できます。
大分県事業「令和7年度 次世代空モビリティ商用サービス開発事業費補助金事業」

実施体制

  • 代表構成員:JR九州

  • 構成員:兼松株式会社、株式会社JTB、株式会社SkyDrive、Skyports株式会社

実施内容の詳細

離着陸場(バーティポート)の適地選定

2025年2月に大分県、JR九州、SkyDriveの3者が締結した連携協定に基づき、2028年度頃の商業運航開始を見据えた検討が実施されました。開発の実現性が見込まれる別府市、由布市、大分市を中心に、地元ステークホルダーへのヒアリングと調査に基づき、計48カ所の候補地が抽出されました。その後、鉄道駅や港湾施設との連携、土地の特性などを重視し、開発可能性の高い候補地が選定されています。

次世代空モビリティの運航実現性が見込まれるエリア

産官学連携による地域課題解決に向けた次世代空モビリティのユースケースの検討

立命館アジア太平洋大学と連携し、学生や地場企業・団体など約80名が参画する3回のワークショップとフィールドワークが開催されました。第1回目のワークショップでは、別府と湯布院における地域課題が抽出され、その後、由布市まちづくり観光局の協力のもと現地視察を実施し、湯布院における観光や生活の課題、次世代空モビリティの利活用について議論されました。第2回目のワークショップでは、抽出された地域課題に対して、利用者視点での具体的な次世代空モビリティの活用(ユースケース)の可能性が検討されました。地域住民の視点から、観光、地域交通、医療、物流・防災など、地域課題の解決に向けたユースケースが検討されています。

ワークショップの様子

フィールドワークの様子

社会受容性の向上に向けたプロモーション動画の製作

社会受容性の向上を目指し、「次世代空モビリティがある大分」をテーマとしたイメージ動画が作成されました。

今後の取り組み

今後は、選定された離着陸場候補地の詳細調査が実施され、具体的な施設整備要件の整理、運航ルートの事業性検証、および事業開始までのロードマップ策定が進められる予定です。

注釈

  • 次世代空モビリティとは:電動化、自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運航形態によって実現される、利用しやすく持続可能な次世代の空の移動手段です。諸外国では、Advanced Air Mobility(AAM)や Urban Air Mobility(UAM)と呼ばれています。
    引用元:国土交通省(令和 6 年 4 月付)
    国土交通省資料

  • 2025年2月 大分県、JR九州、SkyDriveの3者が締結した連携協定
    連携協定に関する大分県ウェブサイト

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