JR九州 小倉電力区が遠隔作業支援システム「Atlas Remote」を導入、現地に行かない確認・監視立会いを実現

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JR九州 小倉電力区に「Atlas Remote」導入、遠隔での確認・監視が可能に

Atlas Direction株式会社は、九州旅客鉄道株式会社(JR九州)工務部 小倉電力区に、遠隔作業支援システム「Atlas Remote」が導入された事例を公開しました。このシステムは、昼夜を問わず輪番体制で電力設備を保守する現場において、「現地に行かない確認・監視立会い」と「トラブル発生時の別端末からの現場フォロー」を実現しています。

夜間の鉄道電力設備現場で、安全ベストとヘルメットを着用した2人の作業員が点検を行っています。

導入の背景と課題

鉄道をはじめとするインフラ保守の現場では、点検や工事の「確認」および「立会い」のために、作業者とは別に確認者が現地へ赴くことが長らく前提とされてきました。しかし、限られた人員の中でこの移動は現場に大きな負担を与え、安全に直結する確認作業を省くことはできません。

JR九州 工務部 小倉電力区では、変電設備や電車線路などの電力設備保守を昼夜輪番体制で担っており、従来の確認・立会い方法が負担となっていました。また、設備トラブルは時間を選ばず発生するため、その設備に詳しい担当者が現場の近くにいるとは限らず、駆けつけるまでの時間が復旧までの時間に影響するという課題も抱えていました。

「Atlas Remote」による解決と効果

「Atlas Remote」の導入により、現場作業者が装着するスマートグラスの目線映像と音声が、離れた場所にいる確認者へリアルタイムで共有されるようになりました。これにより、確認者が現地に赴くことなく、確認や監視立会いを実施できるようになっています。

ヘルメットにスマートグラスのようなウェアラブルデバイスを装着した男性がオフィスで立っている様子。

さらに、「Atlas Remote」は固定の端末に依存せず、PCブラウザやスマートフォンからも接続可能です。そのため、トラブル発生時に担当者が現場や事務所を離れていても、手元の別端末から現場の映像に接続し、フォローに入ることができる体制が確立されました。これにより、緊急時の早期復旧を支援しています。

小倉電力区のご担当者からは、「昼夜問わず、輪番体制(交代制)にて業務を行っており、確認者が現地に行くことなく確認・監視立会いが可能である」「トラブル時に担当者が現場不在の場合でも、別端末から現場フォローが確立できるため、緊急時の早期復旧にも対応できる。安全を重視する業務であるがゆえに、本サービスの指向性は高いと感じている」という声が寄せられています。

会議室で、一人の男性がノートパソコンやタブレットなどの複数のデバイスを操作しながら、大画面に映し出されたオンライン会議に参加している様子です。

遠隔作業支援システム「Atlas Remote」の特長

「Atlas Remote」は、スマートグラス、スマートフォン、タブレット、外部カメラを活用したオンライン遠隔支援システムです。現場作業者の目線映像と音声をリアルタイムで共有し、離れた場所からの確認、指示、立会いを可能にします。

WebRTC技術による低遅延・高画質のビデオ通話に加え、相手映像上を直接指し示す「ポインタ」、静止画にペンやスタンプで書き込んで現場へ送り返す「撮影・画像編集」、作業証跡やマニュアル作成に活用できる「録画」といった、現場支援に必要な機能が標準搭載されています。指示者側はPCブラウザ(Chrome/Edge)で利用できるため、導入のハードルが低いことも特長です。建設・公共工事の遠隔臨場、製造業の海外拠点支援、プラント保守、医療・福祉など、幅広い分野で導入が進んでいます。

今後の展望

昼夜を問わない輪番体制、省けない確認作業、時を選ばないトラブル対応といった小倉電力区が直面していた条件は、鉄道だけでなく、インフラを支える多くの保守現場に共通する課題です。Atlas Direction株式会社は今後も、「現地に行かない確認・立会い」と「別端末からの現場フォロー」という実践の形を、インフラ、建設、製造をはじめとする様々な現場の課題解決に役立てていく方針です。

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