体験価値を最大化する空間演出へ
2026年2月15日、東京・東上野に実験型アパートメントホテル「Sumu」の0号店となる「Sumu Ueno East」がグランドオープンします。このホテルは、「ただ泊まるだけ」を越えた、一人ひとりの感性に寄り添う滞在体験の実現を目指しています。
株式会社FOOD FORESTは、Sumuのコンセプトに共鳴し、客室プロジェクトにおいて客室備品のキュレーションから設置までを手がけました。滞在そのものを五感で味わえるものと捉え直し、従来の「宿泊」という枠を超えた新しい価値を提案するホテルブランドです。

地域とつながる客室体験の提供
訪日旅行者のニーズが「観光」から「体験」へ、さらに「その土地の文化に触れること」へと変化する中で、株式会社FOOD FORESTは、Sumuに滞在するゲストの体験を“日本の地域文化と出会う入口”として組み立て直しました。選び抜かれた品々は、単なるアメニティや備品ではなく、日本各地で受け継がれてきた伝統や、存続の危機にある産業を未来へつなぐものとして選ばれています。

FOOD FORESTがつくりだす提供価値
1. 地域文化を届けるキュレーション
日本文化の本質に触れられる客室づくりが行われました。単なる備品選びではなく、日本各地の伝統や産業を未来へつなぐ“物語のあるプロダクト”が取り入れられています。これらはすべて、「地域を応援する消費」へと自然につながるよう選ばれたものです。
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常滑焼の急須セット
室町時代から庶民文化の日用品として続く陶都・常滑の伝統工芸品です。客室で日本茶文化を楽しむひとときを演出します。
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Sumuオリジナルバスマット
明治期より続く大阪の地場産業「泉州タオル」を活用しています。繊維産業の技術とブランド体験を融合させています。 -
“ギョサン”の客室サンダル
漁業従事者の安全を支えてきたギョサンを客室サンダルとして採用。日本の現場から生まれた合理的な美しさが客室に導入されました。
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日本シルク成分を活用したバスアメニティ
愛媛発の製品で、養蚕文化を受け継ぐシルク素材の魅力を日常で楽しめるバスアイテムとして提供されます。
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HERBAL HACKとの取り組みによる季節の野草茶
日本の四季を暮らしに取り入れる取り組みとして、香りとともに日本の自然を気軽に楽しめるウェルカムドリンクです。
2. 日本文化の物語を、滞在の導線に
プロダクトの魅力を最大限に届けるため、アメニティバーから客室への動線、触れる順番、視覚的な印象までが設計されています。滞在者が“説明されなくても心地よい”と感じる配置と、思わず手に取りたくなるような見せ方の工夫で、空間全体のバランスが整えられました。

客室の核として採用されたAmbientecのポータブルライトは、プロ用水中撮影機材ブランドRGBlueの防水・耐圧技術を応用して生まれました。“光を持ち運ぶ”という新しい体験を提案し、修理・交換可能な構造と上質素材により、長く使い続けられるものづくりを体現しています。

3. 旅の先にある出会いをつくる
FOOD FORESTが目指すのは、観光だけでは終わらない旅のかたちです。客室で出会ったプロダクトが、日本の地域文化や産業への関心を呼び起こし、まだ見ぬ日本への旅心を育てる。滞在そのものが、次の旅の出発点となることを目指しています。
施設概要と予約方法
現在、公式サイトにて宿泊予約の受付が開始されています。今後、公式ECサイトにて客室で使用しているアイテムの購入も可能になる予定です。

施設情報
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施設名: Sumu Ueno East
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所在地: 〒110-0015 東京都台東区東上野2-12-1
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アクセス:
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JR・銀座線・日比谷線 上野駅 徒歩7分
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日比谷線 仲御徒町駅 徒歩5分
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グランドオープン: 2026年2月15日(日)
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公式サイト:
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公式Instagram: @sumu.hotel
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客室: 全9室(各室約79㎡・最大6名)
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宿泊料金: 1室1泊 60,000円〜(税込)※季節・曜日により変動あり
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チェックイン/アウト: 16:00 / 11:00
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運営: カソク株式会社
株式会社FOOD FORESTについて
株式会社FOOD FORESTは、「文化と産業を、体験として届け直す」をテーマに、空間・食・プロダクトを横断したホスピタリティ領域のクリエイティブカンパニーです。地域に根差した伝統産業や素材、その背景にある物語を掘り起こし、現代の感性に合う形で届け直すことを目指しています。ホテルや商業空間を通じて、日本の地域と世界をつなぐ取り組みを行っています。
愛知県豊橋市でブティックホテルの手法を用いて地域の魅力を形にした「コルゲートハウス」がRed Dot Award Concept Design賞を受賞した実績があります。現在は、プロダクト導入にとどまらず、「まだ知られていない地域の魅力をPoC(Proof of Concept)として形にし、どう体験として届けるか」までを一貫して手がけています。空間に宿る文化の翻訳者として、持続可能なものづくりに取り組んでいます。

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