日常の断片から見えてくる「答えの痕跡」
本書は「徘徊文学」「店文学」と称され、会議室では見えない、現場にこそ残る“答えの痕跡”を50の断片として拾い上げました。スナック、レストラン、カフェ、電気屋、ホテル、役所、鉄道、公園といった、誰もが交わる場所や景色の中に、人間の行動様式や社会の仕組みが透けて見えてくる様子が描かれています。
書籍で語られるエピソードの一部
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ファーストフード店にて 鼻差の勝負: カップに見える定量のための「印」。わずかな5mlの誤差も、1日500杯では看過できない量となり、労働集約型の外食産業ではこのわずかな差が命運を分けることが示唆されています。
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駅前カフェにて―レシートの五秒: 「レシートは必要ですか?」という問いかけに対する、客の3種類の返答。この一人5秒のやり取りが、日に500人、年間356時間にも及ぶ膨大な時間になるという考察がなされています。
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令和の用水路: 電気、ガス、上下水道、通信の共同溝を通すことの提案。工事のたびに道が掘り起こされ、電柱が目立つのは先進国では日本だけであるとし、現代に必要な「令和の用水路」の必要性が述べられています。
これらのエピソードは、特別な大事件ではなく、誰も気に留めないような日常の出来事から、問題の本質が人ではなく、仕組みや手順、決まり事にあることを浮き彫りにしています。
著者からのメッセージ
著者である山里朔氏は、長年、飲食、不動産、小売、サービスの現場に身を置いてきました。その経験から「会議室では見えないことが、現場には残っている」と語ります。本書は、一般的なエッセイやビジネス書とは異なり、「街角の現場観察」をテーマに、人と制度の関係を記録した「店文学」「現場文学」として位置づけられています。
書籍情報
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書籍名: 街角ダイアリー 答えはいつも、現場に落ちている
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著者: 山里 朔
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出版社: パレード
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発売日: 2026年8月10日
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ISBN: 978-4-434-38055-6
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仕様: 四六判/並製/218ページ
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定価: 1,100円(本体1,000円+税10%)
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