環境配慮型「LIMEX Sheet」が東海道新幹線グリーン車に導入
株式会社TBMは、同社が開発した環境配慮型素材「LIMEX Sheet」が、東海旅客鉄道株式会社(JR東海)が運営する東海道新幹線グリーン車のサービス案内リーフレットの素材として採用されたことを発表しました。このリーフレットは、2026年3月より順次、東海道新幹線全編成のグリーン車にて使用される予定です。

採用の背景と実証実験の結果
JR東海は、新幹線車内における環境負荷低減を目指し、従来のラミネート加工された紙製リーフレットに代わる新素材を検討していました。その中で、2025年3月より10編成の車両でLIMEX Sheetを使用した実証実験を実施しました。
この実証実験の結果、3ヶ月経過時点でのリーフレットの減耗率において、従来のラミネート加工された紙製リーフレットが約40%であったのに対し、LIMEX Sheetを使用したリーフレットは約5%に留まることが判明しました。この高い耐久性により長期間の使用が可能となる点、また、交換頻度の減少が乗務員の業務効率化に繋がる点が評価され、全車両への採用が決定されました。

LIMEX Sheetの環境性能
LIMEX Sheetは、紙と比較して製造時の水利用量を約94%削減できるとされています。また、原料に木材パルプを使用しないため、天然資源の保全に貢献します。LIMEX Sheetを製造するTBMの自社工場(宮城県多賀城市)では、実質「100%再生可能エネルギー」「CO2排出係数ゼロ」の電力を使用しています。
この取り組みは、東京都の「グローバルイノベーションに挑戦するクラスター創成事業」の一つである「Global CityTech Bridge」の2024年度採択プロジェクトとして実施された実証実験を経て、正式採用に至ったものです。
Global CityTech Bridgeの詳細情報は、以下のリンクよりご覧いただけます。
https://jp.cic.com/tib-catapult/

LIMEX Sheetとは
LIMEX Sheetは、炭酸カルシウムなどの無機物を50%以上(重量比)含む複合素材「LIMEX」をシート状に加工した中間製品です。環境性能に加え、耐水性や耐久性にも優れています。
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石油由来プラスチックの使用量やCO2排出量を削減
石油由来の合成紙やラミネートフリーシートと比較し、石油由来プラスチックの使用量を削減し、CO2を含む温室効果ガスの排出を抑制します。紙と比較して水の使用量を94%削減できます。 -
優れた耐久性と耐水性
耐久性と耐水性に優れているため、屋外や水回りなど、様々な環境下での使用が可能です。 -
価格安定性と価格競争力
安価で豊富に存在する石灰石を原料に使用しているため、高い供給安定性と価格安定性を持ち、他の環境配慮型素材と比較しても高い価格競争力を有しています。

「LIMEX Sheet」についての詳細は、以下の関連サイトをご覧ください。
https://tb-m.com/products/products-sheet/
LIMEX Sheetの使用をご検討の方や、環境配慮の取り組み、現行品の見直しについてご相談されたい方は、以下の問い合わせフォームよりご連絡ください。
https://tb-m.com/contact/

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