愛荘町・西武不動産・近江鉄道が連携協定を締結、13.8haの「愛荘・西武の森」が地域の未来を育む

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協定の概要

締結された協定の名称は「愛荘町・株式会社西武不動産・近江鉄道株式会社との連携・協力に関する協定書」です。

協定締結者

  • 愛荘町

  • 株式会社西武不動産

  • 近江鉄道株式会社

締結日

2026年6月30日(火)

連携・協力事項

  1. 愛荘・西武の森の持続可能な利用に関すること
  2. 自然環境の保全、環境教育の推進に関すること
  3. 愛荘・西武の森をはじめ、近江鉄道沿線地域の活性化や地方創生につながる取り組み
  4. その他、前各号の連携事項の目的を達成するために必要と認められること

愛荘町・株式会社西武不動産・近江鉄道株式会社による連携協定締結式の様子

「愛荘・西武の森」の背景と活用計画

広さ13.8haの「愛荘・西武の森」は、1968年に西武グループがゴルフ場用地として取得しましたが、長らく未開発の状態でした。株式会社西武不動産は、CO2吸収量増加策と里山の特徴を活かし、地域に喜ばれる森へと再生するため、滋賀県からの補助金を受け、2024年度から5か年計画で森林整備を進めています。この整備は、愛荘町の坂東林業の協力のもとで行われています。

広大な森林が広がる「愛荘・西武の森」の空撮

整備後には、伐採した木や植林用の苗木を運ぶための森林作業道を遊歩道として一般に開放する検討が進められています。また、一部エリアは植林や間伐、生き物探しなどを体験できる自然学習フィールドとしての活用も計画されており、2026年3月には愛荘町立秦荘東小学校の4年生が植林体験会に参加しました。

将来的には、企業向けのネイチャーポジティブ研修の場としても活用される予定です。ネイチャーポジティブとは、生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せることを意味します。これらの活用策の実現にはさまざまな課題があり、今回の3者連携がその解決を目指します。

代表者のコメント

愛荘町 町長 有村 国知氏

愛荘町に広がる山々の自然を、誰もが身近に感じ、気軽に集える場所として活かしたいという思いが、この連携協定で実現できたことは大きな喜びです。「愛荘・西武の森」が、株式会社西武不動産の開発力、近江鉄道株式会社の信用、そして愛荘町の地域への熱い思いが融合し、人々に愛される拠点となることを心から期待しています。協定締結を第一歩として、子どもから大人まで、全ての方々が笑顔になる環境と地域をつくるため、皆様と連携して歩みを進めてまいります。

株式会社西武不動産 代表取締役社長 齊藤 朝秀氏

3者間で連携協定を締結できたことに心より感謝いたします。株式会社西武不動産は、2024年度より5か年計画で、地元の林業事業者の協力のもと、「愛荘・西武の森」を適切な森林にするよう整備を進めております。整備後は、森林作業道を遊歩道として活用するほか、地域の子どもたちや企業などを対象にした「自然体験型学習フィールド」としての活用も検討してまいります。本協定を機に、次の世代に豊かな自然をつなぎ、愛荘町をはじめ、近江鉄道沿線地域の活性化に貢献できるよう、一層努めてまいります。

近江鉄道株式会社 代表取締役社長 藤井 高明氏

愛荘町と株式会社西武不動産とともに連携協定を締結できたことに、心より感謝申し上げます。近江鉄道グループは鉄道・バス・タクシー事業を通じて沿線地域に寄り添い、愛荘町は長年縁の深い地域です。「愛荘・西武の森」では森林整備が進み、地元のこどもたちによる植林体験など、次世代が自然に学ぶ場としても動き出しており、地域の未来にとって大きな意義があると感じています。今回の連携を通じて、地方創生と環境に配慮した持続可能なまちづくりに、沿線地域の皆様とともに貢献してまいります。

森林整備後の具体的な活用方針

1. 森林作業道を遊歩道として活用を検討

森林整備後には、伐採した木や植林用の苗木を運ぶための森林作業道を、遊歩道として一般の方が利用できるよう検討が進められます。これにより、地域の皆様が生まれ変わった「愛荘・西武の森」の魅力を体感し、地域への愛着を高めることに貢献できるでしょう。

伐採後の森林と奥に広がる緑豊かな森

2. 一部のエリアを自然学習の場として活用

一部のエリアは自然学習の場として、地域の小学校の授業で植林や間伐を体験できる機会が提供されます。将来的には、滋賀県が県内の小学4年生を対象に行っている森林環境学習「やまのこ」の実施施設に選ばれることを目指しています。

黄色いヘルメットを着用して植林作業を行う人々

3. 企業向けのネイチャーポジティブ研修プログラムの実施へ

企業において脱炭素や循環型経済の構築に加え、「ネイチャーポジティブ経営」への移行が求められる中、ネイチャーポジティブを学ぶニーズは今後さらに高まることが見込まれます。そこで、株式会社西武不動産は株式会社バイオーム(京都府京都市)と連携し、企業向けのネイチャーポジティブ研修プログラムを開発しました。このプログラムは、宮城県栗原市の「栗駒高原・西武の森」で実施される予定ですが、他のエリアでも活用可能なため、将来的には「愛荘・西武の森」においても企業などからの研修を受け入れることを目指しています。

連携のイメージ

西武不動産と愛荘町との連携

森林作業道を遊歩道として活用するため、トイレや駐車場などの公共施設の整備、不法投棄の防止、遊歩道の補修といった維持管理の課題について、株式会社西武不動産は愛荘町と連携して対応します。また、自然学習の場としての活用では、町の教育委員会とも連携し、植林や間伐体験会などを計画していく予定です。

西武不動産と近江鉄道との連携

自然学習やネイチャーポジティブ研修を実施する上で重要な輸送手段の確保のため、株式会社西武不動産は近江鉄道株式会社とも連携し、安全かつ円滑な実施を目指します。

「愛荘・西武の森」概要

  • 所在地: 滋賀県愛知郡愛荘町常安寺地内

  • 面積: 13.8ha

  • アクセス: 東海道新幹線米原駅から車で約30分(20キロ)

  • 特徴: 愛荘町常安寺地区に隣接した里山で、北側が甲良町との行政境。全域が雑木の二次林で構成されています。

  • ホームページ: https://seibunomori.jp/morikatsu/aisho.html

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