「富士みち」とは
「富士みち」とは、江戸時代に富士山を神の山として信仰し崇敬する人々が登拝した巡礼道のことです。日本橋を起点に甲州街道を経由し、大月で分岐して富士山頂を目指すこの道は、「江戸八百八町に八百八講」と言われるほど多くの人々が利用した歴史ある古道でした。
麓の富士吉田の街には、登拝者の禊を行う「御師の家」が多く立ち並び、単なる登山路ではなく、祓いと再生、そして富士の霊験を江戸へ持ち帰るための「巡礼の仕組み」そのものとして機能していました。

現代に復活する「富士みち」
笹一酒造と富士山麓で長年にわたり鉄道事業を営んできた富士急行線は、富士山の信仰・歴史・文化・食を体感できる唯一無二の「富士みち」を復活させるべく、企業の枠を超えたコラボレーションを実現しました。これに、1900年以上の歴史を持つ北口本宮冨士浅間神社と、富士山の麓で和食料理を提供する割烹笹一も賛同しています。
笹一酒造の先々代社長である天野久氏(第45代~48代山梨県民選知事)は、北口本宮冨士浅間神社本殿の国重要文化財指定、富士山北麓の木造大鳥居の再建、富士スバルラインの建設など、富士山文化の現代的基盤を築いた人物として知られています。この歴史的な繋がりが、今回の企画の背景にあります。

笹一酒造は、富士御坂の清冽な水の恵みを受ける唯一の酒蔵として、世界遺産である富士山とその信仰を中心とする文化資産を未来の伝統とするため、この「富士みち」の復活に真摯に取り組んでいます。
「富士みち列車-富士山の日 特別巡礼号-」詳細
内容
貸切列車で富士山信仰を、酒・食事・神社のご祈祷までセットで体感できる特別なツアーです。旅のガイドが同席するため、安心して参加できます。
大月〜富士山駅間は、JR九州「ななつ星」などを手掛けた水戸岡鋭治氏デザインの「富士登山電車」を貸切運行します。車内では、笹一酒造が富士御坂の清冽な伏流水で醸し、北口本宮冨士浅間神社の御神酒でもある銘柄「笹一」をテイスティングできます。富士みち沿いに店舗を構えた富士吉田市の「割烹 笹一」の料理とペアリングして提供されます。
また、列車内ではアテンダントによる富士山信仰や鉄道・酒蔵の歴史についての案内があり、より深い学びを得ることができます。富士山駅到着後には、参加者全員で北口本宮冨士浅間神社を参拝し、ご祈祷を賜ります。その後、富士山駅までバスで戻り、解散予定です。

日時・行程
-
日時: 2026年2月23日(祝・月)
- 富士急行線大月駅にて10:30より乗車受付を開始します。
-
行程: 大月駅11:12発=(電車)=東桂駅~トイレ休憩~=(電車)=富士山駅12:26着→(バス)→北口本宮富士浅間神社12:50着→(バス)→富士山駅14:00着・解散
-
当日の詳細なスケジュール・集合場所等は、出発日6日前に案内されます。
-
当日の催行状況により、時刻は前後する場合があります。
-
募集人数・ご利用料金
-
募集人数: 先着16組26名(1名枠6枠、2名枠10枠)
-
ご利用料金: 1人あたり15,000円(税込)
- 20歳未満の参加はできません。
料金に含まれるもの
-
北口本宮冨士浅間神社でのご祈祷
-
御神酒
-
富士急行線「富士急特急フリーきっぷ」
-
イベント当日より2日間、富士急行線(大月~河口湖間)が乗り降り自由となるきっぷです。
-
特急列車(富士山ビュー特急、フジサン特急)の自由席も利用できます。
-
特急「富士回遊」を利用する場合は、別途指定席特急券または座席未指定券が必要です。
-
特急列車の指定席、特別車両を利用する場合は、別途料金が必要です。
-
申込方法
2026年2月9日(月)~2月20日(金)の期間、「富士急トラベル公式HP」にて予約販売が行われます。
お申し込みはこちらから:
https://www.fujikyu-travel.co.jp/event/free/fujimichi.html
【注意事項】
-
インターネットのみでの予約受付となります。
-
座席の指定はできません。全席指定席での案内となります。
-
キャンセル料の詳細は、販売ページにて確認してください。
-
帰りの運行時刻等の詳細は、富士山麓電気鉄道公式ホームページで確認してください。
- 富士急行線公式HP:https://www.fujikyu-railway.jp

「富士みち列車-富士山の日 特別巡礼号-」提供酒と料理
提供酒「笹一 春純米吟醸 うすにごり」
「笹一 春純米吟醸 うすにごり」は、山梨県産の酒米を100%使用し、富士御坂水系の清冽な深層地下水で仕込まれた日本酒です。きれいな含み香と、うすにごりならではの上品な甘みが魅力で、口に含むと滑らかな甘みのキレが良く、心地よい余韻を感じられます。春の朝のような淡い透明感とシルクのような口当たりで、春の霞を閉じ込めたような日本酒です。

割烹 笹一 特製料理
列車内では、「割烹 笹一」が「富士みち列車」のために特別に仕立てた特製料理が提供されます。笹一酒造の酒粕を贅沢に用いた銀だら・海老のかす漬けをはじめ、富士山麓・忍野の卵でふっくらと焼き上げた卵焼きなど、この列車ならではの逸品が並びます。菜の花のおひたし、そら豆の塩ゆで、椎茸煮、穴子月冠など、お酒と相性の良い品々で構成され、肉・魚・野菜がバランスよく盛り込まれています。季節感と特別感を楽しめるこのお品書きは、この日、この列車でしか味わえない特別な食体験となるでしょう。

富士山麓電気鉄道「富士急行線」について
富士山麓電気鉄道は、1926年(大正15年)に富士急行株式会社の前身として設立されました。1929年(昭和4年)に大月~富士吉田(現・富士山)間23.6kmで営業を開始し、その後富士吉田~河口湖間3.0kmの延伸を経て、山梨県東部と富士五湖を結ぶ鉄道として、地域の生活と観光を支えてきました。2022年には鉄道事業が独立し、創業当時と同じ「富士山麓電気鉄道」の名を掲げ、再出発しています。

現在では、新宿と河口湖を結ぶ特急「富士回遊」が主要アクセスとして親しまれています。また、富士山ビュー特急をはじめとする観光列車では、アテンダントによる案内やこだわりの車内サービスを提供し、「乗ることそのものが旅の楽しみとなる時間」を創出しています。地元企業や沿線コンテンツとの連携を深め、富士山麓の魅力をより豊かに味わえるイベントや周遊企画にも取り組んでいます。

北口本宮冨士浅間神社について
北口本宮冨士浅間神社は、景行天皇40年(西暦110年)に日本武尊が当地の「大塚丘」から富士の神霊を仰ぎ拝し、「北方に美しく広がる裾野をもつ富士は、この地より拝すべし」と仰せになったことに由来します。その後、大塚丘に鳥居が建てられ、景行天皇50年には祠が建てられ浅間大神と日本武尊が祀られました。
天応元年(781年)の富士山の噴火を受け、延暦7年(788年)には現在社殿のある地に浅間大神を遷し、大塚丘には日本武尊を祀る形となりました。古くは富士山を遥かに拝み祭祀を行う場であり、拝殿を囲む巨木がその神域を物語っています。

平安時代に山岳信仰が普及し、富士講が出現・発展するにつれて、登山を実践して修行する修験道とともに「登拝」という形で人々が山頂を目指すようになりました。富士講の開祖と仰がれる藤原角行師は天正5年(1577年)に富士登山を行っています。


割烹笹一について
昭和9年創業の「割烹 笹一」は、富士のこだわりの銘酒「笹一」と旬の肴を心地よい空間で楽しめる和食の名店です。富士の澄んだ空気に育まれ、富士吉田と共に歩んできました。これからも富士山麓の風景に溶け込むよう、一品一品真心を込めて料理を提供し続けています。

笹一酒造について
笹一酒造株式会社は、1661年(寛文元年)に花田屋として創業し、1919年に現在の笹一酒造へと改称・統合されました。霊峰・富士を目指す巡礼の入り口として栄えた山梨県大月市の地に蔵を構え、360年以上にわたり富士信仰とともに酒を醸してきました。「笹一」という銘柄には、「日本酒を意味する『笹』と、日本一の霊峰・富士山の『一』の字を重ね、“最高の日本酒を造りたい”」という願いが込められています。
創業以来、富士・御坂山地の深層地下水と山梨で栽培されたお米を用いて日本酒を醸し続けています。日本酒蔵でありながらワイン造りも手掛け、自社畑でワイン醸造70周年を迎えています。地元の人々と土地の恵みを分かち合いたいという創業からの願いは今も変わりません。ラグジュアリー日本酒ブランド「富士清流天酒『旦』」は、世界的日本酒コンクール「Kura Master 2025」でプラチナ優秀賞を受賞するなど、世界からも高く評価されています。

笹一酒造の関連施設・オンラインストア
蔵元直営ショップ「笹一酒遊館」
笹一酒造の敷地内には、蔵元直営ショップ「笹一酒遊館」と直営カフェ「SASAICHI KRAND CAFE(ササイチクランドカフェ)」があります。ショップでは、甲州の地酒「笹一」ブランドや山梨ワインブランド「OLIFANT」、ここでしか手に入らない商品が販売されています。
季節によって風味が変わる富士の水で醸す酒粕をふんだんに使用した新感覚酒粕スイーツ「笹一酒粕チーズケーキ」「笹一甘酒サンデー」「笹一甘酒グラノーラ」なども提供され、笹一の世界観をゆったりと味わえる空間です。
-
笹一酒遊館
-
営業時間:9:30~18:00
-
定休日:年中無休
-
-
SASAICHI KRAND CAFE
-
営業時間:平日 11:00~16:00、土日祝 10:00〜16:00(L.O.:15:30)
-
定休日:年中無休
-




笹一酒造 富士河口湖 旅の駅店
富士山の麓に位置する複合型商業施設「旅の駅kawaguchiko base」内には、笹一酒造で最も歴史が古く、山梨の地に根ざした銘柄「笹一」を販売するインショップがあります。
-
住所: 山梨県南都留郡富士河口湖町河口521−4 旅の駅 kawaguchiko base内
-
営業時間: 9:30~17:30(旅の駅 kawaguchiko baseに準ずる)
- 季節・曜日によって変更があります。

公式オンラインストア/SNS
-
公式オンラインストア:https://www.sasaichi.com/
-
公式Instagram:https://www.instagram.com/sasaichi_shuzou/
-
公式YouTube:https://www.youtube.com/@SASAICHISAKE
関連ブランド
-
富士清流天酒『旦』:https://www.sasaichi.co.jp/dan/
-
富士御坂地酒『笹一』:https://www.sasaichi.co.jp/sasaichi/
-
日本ワイン『OLIFANT』:https://www.sasaichi.co.jp/olifant/

コメント