阪急阪神HDグループ、経理業務の効率化・高度化を目指し「Bill One」の先行活用を開始

阪急阪神ホールディングス株式会社は、60社を超えるグループ会社への導入を進めているグループ共通経理システムに、Sansan株式会社が提供する経理AXサービス「Bill One」の適用を検討し、グループ中核複数社で先行活用を開始しました。年間50万件を超える請求書の処理プロセスをAI機能で最適化し、グループ全体の業務生産性向上を目指す取り組みです。
Bill One導入の背景
阪急阪神ホールディングスグループは、「都市交通」「不動産」「エンタテインメント」「情報・通信」「旅行」「国際輸送」の6つの事業領域を展開し、年間約50万件を超える請求書をやり取りしています。これまでの運用では、現場担当者が支払いや会計処理のために紙での回付や社内イントラネットでの入力・申請作業を行っており、より効率的な手続きが求められていました。
この業務には、支払いや会計処理に携わるグループ会社5000名以上の従業員が日常的に関わっています。請求書明細の情報について、従来の運用では使用用途や各グループ会社の仕訳ルールに基づき、複数行の明細をまとめたり分割したりする専門的な判断を伴う作業が発生し、これがグループ全体の業務負荷につながっていました。
また、経理担当者も、現場からの申請に対して請求金額、税額、支払先などが請求書や自社の取引先データと一致しているかの確認に時間と手間を要していました。さらに、経理担当者から現場への差し戻しを減らすため、グループ横断での申請内容の均質化と精度向上といった経理業務の高度化が課題となっていました。
これらの課題に対応するため、請求書の受領から支払申請、承認業務に至るプロセス全体の効率化・自動化を追求し、グループ横断での業務生産性向上を目指すべく、Bill Oneの活用検討に至ったとのことです。現在、グループ中核の各社で先行活用が開始されており、段階的にグループ共通経理システムを利用している全グループ会社への拡大が視野に入れられています。
Bill One導入への期待
現場の支払申請と経理の承認業務の効率化
Bill Oneの「AI自動起票」機能は、請求書の明細データと過去の申請実績をもとに、AIが金額や税率、勘定科目といった申請項目を自動で入力します。これにより、阪急阪神ホールディングスグループの担当者は、支払申請のためのシステムへの手入力工数を大幅に削減できると見込まれています。自動化により、申請の記載揺れや手入力によるミスが抑制され、経理担当者による差し戻し業務も低減されるでしょう。また、毎月同じ請求内容となる定額支払いなどは、経理担当者の確認フローから除くことも検討できるとされています。
さらに、Bill Oneの「自動承認」機能により、経理担当者は支払申請と取引先データとの照合作業を自動化できるため、現場と経理双方の業務生産性向上に貢献すると期待されています。
紙の請求書受領廃止と支出管理体制の強化
Bill Oneでは、電子データだけでなく、取引先から届く紙の請求書も代理受領し、99.9%の精度でデータ化してクラウド上へアップロードします。これにより、現場の担当者は紙の請求書の受け取り業務やPDF化のためのスキャン作業をなくし、請求書をオンラインで一元管理できるようになります。結果として、紙の保管漏れがなくなるとともに、オンラインで請求情報を簡単に検索できる環境が構築され、スムーズな監査対応も実現するとのことです。
阪急阪神ホールディングス株式会社 グループ経営企画室 経理部 課長の末松 慎玄様は、今回のグループ共通経理システムの更新にあたり、「デジタル活用による経理業務の進化」を目標に掲げ、プロジェクトを始動させたと述べています。Bill Oneの請求書の「代理受領」によるデータ化に加え、新機能「AI自動起票」を適用することで、アナログ作業の省力化という課題解決に貢献できると期待しており、今後もBill Oneとともに新機能の活用検討と運用定着を進め、グループ横断での業務生産性向上を成し遂げていきたいと考えているそうです。
Bill Oneについて
Sansan株式会社が提供するBill Oneは、請求書受領、経費精算、債権管理といった、さまざまな業務領域の課題を解決する経理AXサービスです。請求書や領収書といった証憑書類が関わる全社の業務プロセスを根本から変革することで、経理部門に限らず、企業全体の生産性を高めることを目指しています。
Sansan株式会社について
Sansan株式会社は「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションとして掲げ、働き方を変えるAXサービスを提供しています。主なサービスとして、ビジネスデータベース「Sansan」や名刺アプリ「Eight」、経理AXサービス「Bill One」、取引管理サービス「Contract One」、データクオリティマネジメント「Sansan Data Intelligence」を国内外で展開しています。
阪急阪神ホールディングス株式会社について
阪急阪神ホールディングス株式会社は、阪急電鉄株式会社、阪神電気鉄道株式会社、阪急阪神不動産株式会社、株式会社阪急交通社、株式会社阪急阪神エクスプレスの5社を中核会社とする純粋持株会社です。グループ全体の事業戦略の策定や経営管理、経営資源の最適配分などを行っています。

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